ヤマメとイワナの違い、あなたは知っていますか?特徴や味の違いについて
川釣りを始めてみたい!もしくは川釣りを始めたばかりで全然知識がない、そんな方にズバリ聞きます。
「ヤマメとイワナって何が違うの?どういう魚なの?」
おそらく大抵の川釣りビギナーは首をひねってしまうのではないでしょうか。
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。まずは相手のことをできる限り知っておくのも大切です。
というわけでイワナとヤマメの違いを調べていきましょう。
体の見た目は全然違うヤマメとイワナ
なぜよくヤマメとイワナは混同されるのでしょうか。
その要因に、どちらも川釣りのシンボルであるという点と、体長がほぼ同じくらい(2年目の成魚でおよそ20センチ)という点があるからではないでしょうか。
しかし体の模様を見ればその違いは一目瞭然。
体の側面、背中からパーマークと呼ばれる楕円状の黒い斑紋が特徴で、全体的にほんのりと赤みを帯びているのがヤマメ。
対してイワナは、白い斑点模様と灰色の体色が特徴となっています。
ヤマメとイワナはもともと海の魚だった?
ヤマメとイワナは共にサケ科の魚。そう、サケといえば海に出て川へ戻ってくることで有名です。
実はヤマメとイワナはもともと海の魚でしたが、川や湖にとどまり(この現象を「陸封」といいます)、今でも川に居続けるものがヤマメやイワナなのです。
海の魚だった時の本能が残っているのか、今でも海に出る個体が存在します。
海に出たヤマメはサクラマス、海に出たイワナはアメマスと呼ばれ、体長が60,70センチと巨大化する特徴があります。
味に違いはあるの?
ヤマメ、イワナといえば釣りを知らなくても、串に刺して直火で炙る「塩焼き」を想像する方は多いのではないでしょうか。
それほどメジャーな食用魚であるヤマメやイワナですが、二つの魚に味の違いはあるのでしょうか?
答えはYES。結構違いがあるのです。
両者とも上品な白身魚ですが、ヤマメはほんのりとした甘みがあるのが特徴で、イワナはやや癖のある香りがあるのが特徴です。
そのイワナの香りは野趣溢れる香りで、癖があるけど好きな人はとことん好きというものです。
つまり味に違いはあれど、どちらも美味しいことには間違いありません。
美味しく食べるコツを教えて!
川魚というのは身の水分量が多いので、フライパンや鉄板焼きにすると身がシャバシャバになることも。
串に刺す塩焼きは直火で余分な水分を飛ばしているから美味しいのです。
そこで、直火で焼く設備が無いような、ご家庭での調理の際は、エラと内臓を取って空っぽになったお腹に、ほんの少し塩をふって一晩寝かします。
すると適度に水分が飛び、身が締まるので美味しく調理できるのです。
ヤマメやイワナは川釣りの中でも難易度の高い釣りですが、釣れたときの喜びもひとしおです。
予備知識を蓄えたら、次は本番。さあ釣り上げてみましょう!
釣りに出掛ける前に
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