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テンカラ女子の初イワナ釣行記

つりチケ編集部

海釣り歴三十数年、長女(チョウジョ)で釣女(チョウジョ)のユキコです。

今まで海釣りオンリーだったのですが、数カ月前からテンカラを始めました。

といっても、段戸川C&R区間で数回経験を積んだだけの超初心者マーク。先日、ベテラン師匠方にみっちり付いてもらって、何とかアマゴを釣らせてもらったばかりです。

そんな私が今回、石川県の某河川に初のイワナ釣りに行ってきました。

さてさて、初心者テンカラ女子の釣果やいかに。

アプローチ

まず驚いたのは渓流までの道のり。だって整備された段戸川C&R区間にしか行ったことがなかったのですから。

どうやって渓流に降りるのかしら?と思っていたら、藪の中へ突っ込んでいく先輩!なんてシンプルなアプローチ!ワイルドです。

渓流に到着した頃にはシャクトリムシが服に張り付いていました。しかし釣りガールはこんなことではへこたれません!

とは言うものの、完全ガードの格好です(笑)日焼け、虫刺されや擦り傷の跡はお肌の大敵ですからね、完全防備で挑みます。

釣果

川の状態はというと、数日前の雨の影響もあまりなく、なかなか良さそうな感じ。

微風の中で初キャスト。思った位置に落とすのが難しいのなんのって!仕方ありません、何せ若葉マークですから。

何度かトライしキャスティングが安定してきた頃、初のアタリが!しかし合わせられず失敗。

今まで海の餌釣りメインだったからか、テンカラでのアタリの感じや合わせのタイミングがまだまだ掴み切れていません。

とはいえ、魚の活性が高いのでチャンスはまだまだありそうです。

諦めず流れの中にキャスティングすると見事GET!

続いて岩の下から毛鉤に誘われて出てきたやつをGET!

イワナはアマゴと違って流れが無い所でも、岩の下から出てきて食ってくるのですね!ふむふむ。

とてもキュートな顔です。

なかなか魚をうまく寄せられない。海の仕掛けと違ってテンカラは軽いので、必要以上に引き上げてしまう。

魚に見つからないように、下流側から。海釣りでは考えたこともありませんでした。

ぎこちなさと格好が相まって、若干、くノ一感が出ていますね(笑)

私が釣った後に同じ場所で釣り上げる先輩たち。さすがですねー。

道中の楽しみ

さて、今回の釣行は、渓流までの道のりもさることながら、上流への移動もハード。何と道中を阻む3メートル程度の壁

普段からボルダリングをしているものの、この壁には特に持てる場所も足をのせる場所もありません。加えて、力を加えるとみっちり生えたコケがボロボロと落ちる。

普通には登れない!ということで、下から上げて貰いつつ、上からロープで補助してもらい完登!

ちょっとドキドキしましたが、テンション上がりました!ナニコレめちゃくちゃ楽しい!!

こういう沢登りの要素があると、渓流釣りが更に楽しくなりますね!!!

予感

そんなこんなで数時間ほど上流へ釣り上がり、奇跡的に10匹程度釣ることができました。

流れの中でも食うイワナ、毛鉤が着水したとたんに騒めくイワナの群れ、毛鉤に反応して岩陰からヌッと出てくる感じ。

この日一日で、イワナとアマゴとの共通点や違い、川魚の習性を身をもって体感できたように思います。師匠方の言葉「お魚が先生」とはまさにこのことなのですね。

非常に充実した一日でした。あまりに充実して楽しかったからか、翌朝、尺超えブラウンが毛鉤に食いつく瞬間の夢を見て起きました。

妄想?願望?それともこれは予知夢でしょうか?

始めて数カ月ですが、益々テンカラにハマりそうな予感です。