清流めぐり利き鮎会ってどんなイベント?全国の鮎を食べ比べ!
「清流めぐり利き鮎会」というイベントについて知っているでしょうか?
毎年開催されているイベントで、2019年の開催で第22回を迎えた「清流めぐり利き鮎会」
今回はその内容について詳しく紹介していきます。
たくさんの鮎を食べ比べしてみたいという方は必見です。
清流めぐり利き鮎会っていったいどんなイベント?
清流めぐり利き鮎会は、全国各地の河川で捕れた鮎を食べ比べ、その味を競うイベントです。
河川環境で大きく味の変わる鮎を食べ比べて、河川環境改善に興味を持ってもらう目的で「高知県友釣連盟」が毎年開催しています。
昨年、2019年に開催された第22回「清流めぐり利き鮎会」では、過去最多となる63の河川から鮎がエントリー。
2849匹もの天然鮎が集められ、全国各地から集まった鮎漁関係者や鮎ファンの一般客の方が300名以上も参加し、各地の鮎を堪能しました。
毎年激戦が繰り広げられますが、昨年は「岐阜県の和良川」の鮎がグランプリに選ばれました。
準グランプリには北海道の朱太川、東京都の秋川、岐阜県からは秋神川、佐見川、長良川、美山川、広島県の水内川、徳島県の丈ヶ谷川、高知県の新庄川の8つの川が選ばれています。
また、昨年はゲストとして「嘉門達夫」さんが参戦。最終審査員としても活躍されました。
清流めぐり利き鮎会の審査項目
「清流めぐり利き鮎会」での審査項目には、
- 姿
- 香り
- わた
- 身
- 総合
5つの要素に対して「優・良・可」の3段階で評価されます。
この審査は河川名が伏せた状態で行われるため「利き鮎」と大会に名がついているのです。
各河川の鮎は、まず一般参加者の各テーブルで審査されます。
そこで選出された鮎が最終審査員によって審査されてグランプリが決定するのです。
鮎って川でそんなに味が変わるの?
「鮎って川でそんなに味が変わるの?」と思われる方もいるかもしれません。
鮎は生育環境が大きく味に変化をもたらします。その要因の一つには鮎の食性が関係します。
鮎は成魚になると岩についたコケを食べますが、川の水質によってコケの育ち方が異なります。
コケの育ち方が変わる要因には、その川の水の綺麗さや溶け出しているミネラル、日照時間など様々な要因があり、一つとして同じ状況の河川はありません。
このことから、鮎も各河川ごとに大きく味が変わってくるのです。
もちろん水の綺麗さも大きく影響するため、各漁協の河川環境整備の努力も大きく影響するとされています。
美しく美味しい鮎を育む河川を作り上げるには、関係者の方の日々の努力が大きく関わるということがよくわかります。
清流めぐり利き鮎会には「つりチケ」登録漁協も多数参加
「清流めぐり利き鮎会」には、「つりチケ」登録漁協も多数参加しており、中にはグランプリや準グランプリを受賞している漁協も。
次回の「清流めぐり利き鮎会」でもつりチケ登録漁協の中からグランプリ受賞がでれば嬉しいですね。
【過去の受賞漁協】
- 第22回(2019)準グランプリ:美山川漁協(京都)、朱太川漁協(北海道)
- 第21回(2018)準グランプリ:鏡川漁協(的渕川)(高知)、朱太川漁協(北海道)
- 第20回(2017)グランプリ :振草川漁協(愛知)
- 第19回(2016)グランプリ :朱太川漁協(北海道)
- 第18回(2015)準グランプリ:美山川漁協(京都)
- 第17回(2014)準グランプリ:美山川漁協(京都)
- 第15回(2012)準グランプリ:野根川漁協(高知)
- 第14回(2011)準グランプリ:振草川漁協(愛知)
他にも、次の漁協が参加されています。どこも美味しい鮎で知られる漁協ばかりです。
美味しい鮎を育む川は美しいことが大切
「清流めぐり利き鮎会」に参加すると、河川環境が鮎の味に大きく影響を与えることがよくわかります。
漁協関係者の方の努力も大切ですが、我々の生活が河川環境に関わっていることもまた事実です。
ひとりひとりが少しづつ環境に気を使って、これからも美味しい鮎を食べ続けられるようにしていきたいですね。
鮎の食べ比べに興味がある方は「清流めぐり利き鮎会」にぜひ参加してみてください。
なお、当記事の画像は、鏡川漁協ホームページのブログ記事より引用させて頂きました。
鏡川漁協の皆様方には画像提供にご協力頂きありがとうございました。
鏡川漁協ホームページ
清流めぐり利き鮎会の鏡川漁協ブログ記事はこちらから↓
2019/9/17 今年も利き鮎会に行ってきました♪♪
2018/9/10/ 利き鮎会に行ってきました♪♪♪