初めての管理釣り場|~宮川上流 釣り池~ 飛騨高山 鱒蔵
こんにちは、つりチケマガジンライターの中田です。
渓流では、9月末を境に多くの河川が禁漁となり、テンカラを愛する私としてはもどかしい季節がやってきました。
秋の夜長に毛鉤を巻く…なんてこともいいのですが、やっぱり釣り人、釣りをしたいものです。
そこで今回は、禁漁期間であっても釣りができる「管理釣り場」へと行ってきました。
今回、釣行へ向かったのは岐阜県の「~宮川上流 釣り池~ 飛騨高山 鱒蔵(ますくら)」さんです。
釣行の様子や管理釣り場の詳しい情報について、詳しくお伝えしていきます。
台風で延期となった釣行予定
2019年の渓流釣りのシーズンは、瞬く間に終わってしまいました。
引っ越しなどもあったため、落ち着いて釣りに行ける日も少なく、釣行回数が少なかったせいもあるかもしれません。
そのため、シーズンが終わっても、釣りに行きたいという思いは例年よりも強く「どこかのタイミングで釣りにいきたい」と考えていました。
そこで、前々から行ってみたいと考えていた「管理釣り場」へ行こうと決めました。
しかし、私が住んでいる石川県には、どうやら渓流魚が釣れる管理釣り場が無いようで、県外に出かける必要がありました。
県外へと出るとなると交通費もバカになりません。
そのため、県外へと出るついでに釣行予定を10月12日と決めていたのですが、あいにく台風真っ只中となってしまい、釣行を中止にせざるを得ない状況でした。
なので、釣行の予定を1週間ずらし、別の予定と合わせて目的地も変更しました。
岐阜県高山市にある管理釣り場「鱒蔵」
行き先を変更し、決めたのは岐阜県高山市にある宮川上流の鱒釣池「鱒蔵」さんです。
東海北陸自動車道の飛騨清見ICから降りて、大体1時間弱くらい掛かったでしょうか。
「鱒蔵」さんへ向かう途中に曲がることになる一ノ宮の交差点からは、何もない里山の道へと入っていきますが、それまでにはコンビニや飲食店もあります。
そのため、家族連れでも気軽に向かうことができそうです。
山道に差し掛かると1箇所大きな分岐がある程度なので、あまり間違える要素はなさそうです。ただし、ナビでは直接住所を入れるほうが確実でした。
「鱒蔵」さんでは、レンタル品なども豊富に取り揃えているので、手ぶらであっても問題なく釣りを楽しめます。
もちろん、自分の道具を持ち込んでも釣りができますので安心してください。
ただし、バーブレスフックを使用するなどのルールはあるので、しっかりと確認してから釣りをするようにしてくださいね。
「鱒蔵」の基本情報と利用料金
~宮川上流 釣り池~
飛騨高山 鱒蔵(ますくら)
住所:〒509-3505 岐阜県高山市一之宮町
電話番号:080-4843-7799
営業時間:7:00〜17:00
■料金表
初めての管理釣り場
実は、管理釣り場は今回が初めて。
なので、少しだけ緊張していました。
午前中、用事があったため11:30頃の遅い出発となり、到着は15:00頃となりました。
現地に到着し、釣り場の前にある細い橋(これが本当に細い)をそろそろと渡り、駐車場へと車を停めました。
初めての「管理釣り場」だったので、右も左もわからない状況でしたが、とりあえずいつもの仕掛けで挑むことに。
・竿…鬼竿TYPE-I 4.0m
・レベルライン…与一ウルトラサイト2.0号 3.2m
・ハリス…トヨフロン 1.2号 0.8m
・毛鉤…キジ逆さ #8
受付のお姉さんに声を掛けて、「テンカラの1時間券をください」と伝えました。
17:00までの営業ということもあり、半日券を買うのはちょっともったいないかな?と思ってしまって1時間券にしたのです。
受付の方から「手前の池でお願いします。1時間で20匹まで釣ってOKです」と言われ、首から下げる札をいただきました。
池を見てみると10人くらいの方がいたでしょうか。
ルアーの方が8割、フライの方が2割といったところで、テンカラ師の姿は見えません。
写真を撮りつつ、釣れているのかな?と眺めていると、ときどき竿がしなります。
「よかった…これなら私でも釣れそう…」と胸をなでおろしたのは内緒です。
驚いたのが、エリアトラウト専門?の方で、3本の高そうな竿をスタンドにセットしていました。
管理釣り場を専門で楽しむ方がいることを知り、驚いてしまいました。
びっくりするほどの反応
池の中を見てみると数え切れないほどのニジマスが見えています。
ものすごい数だったのですが、あまりの魚の多さから逆に、どれくらいスレているのかな?テンカラで釣れるかな?と不安が再燃してしまいました。
そんなこと考えるよりも、早く釣りをしなければ…とふと我にかえり仕掛けを伸ばし竿を伸ばします。
とりあえず久しぶりの釣行だったので、一旦はキャスティング練習…と思い竿を振り、毛鉤を水面に「ポッ」と落とすと強烈なライズ!
いきなり小さなニジマスが、水面を割って毛鉤にアタックしてくれました。
「あれ?こんなに簡単に釣れていいのかな?」
というぐらい簡単に釣れてしまいました。
写真を撮って、優しくリリースして2投目。
同じように毛鉤だけを水面に「ポッ」と落とします。
すると、近くにいたニジマスが一斉に毛鉤のほうを向いて寄ってきます。
ニジマスが毛鉤を咥えるのが見え、「クイッ」っと合わせるとすぐに2匹目が掛かります。
最初の一匹よりはサイズアップしましたが、簡単に釣れすぎてしまって拍子抜け。
釣れないと釣りたいのに、簡単に釣れると釣れないでほしいと思ってしまうのは、釣り人の性なのでしょうか…
大物狙いにシフト
2匹目を釣り上げた段階で、「よし、小さいサイズはできる限り避けて釣ろう」と考えてしまいました。
それぐらい、最初の2匹が簡単に釣れてしまったんですよね。
釣り池を「じーっ」っと眺めて、大きめのサイズのニジマスがいたら、目の前に毛鉤を落とすということを繰り返してみました。
これが結構いいキャスティングの練習になってくれて、ランダムに現れる大きめのニジマスの位置に合わせて毛鉤を打ち込むのが程よく難しく、楽しくてしょうがなかったです。
少し大きなサイズのニジマスは頭がいいようで、小さなニジマスほど簡単に毛鉤を咥えてはくれませんでしたが、数回繰り返すと30cmくらいのいいサイズが掛かりました。
ニジマスは30cmでもかなり引いてくれるので、柔らかいテンカラ竿だとかなり楽しめますね。
ときどき「グググーっ」と竿を持っていかれるのが気持ちいいです。
※写真大物
その後も何度も大物狙いで釣りをしますが、小さなニジマスのほうが反応は早く、いつの間にか小さなニジマスが掛かっているというようなことが頻発してしまいました。
そうこうしているうちに20匹を掛けてしまい、本日は試合終了。
短い時間ながらに楽しめました。
管理釣り場は初心者にもオススメ
今回私も初めていった管理釣り場ですが、初心者の方が魚を掛けるイメージを持つには非常に有用だと感じました。
まず、管理釣り場で魚を釣る楽しさを知ってから、魚と勝負する天然河川での釣りにステップアップするのがいいかもしれません。
もちろん、気軽に魚釣りを楽しみたいファミリーやカップルの方にもおすすめですので、機会があればぜひ行ってみてくださいね。