竿の手入れはとっても簡単!竿の寿命向上やトラブル回避に
「竿の手入れって特別なスキルが必要そう…」
なんて思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、竿の手入れはとっても簡単なんです。
これまで、なかなか竿の手入れに踏み出せなかった方に向けて、竿の手入れの手順や頻度などについてお伝えしていきます。
1.竿のメンテナンスをサボると痛みが早くなる
2.竿の手入れをするメリット
3.淡水での竿のメンテナンスは海釣りよりも簡単
4.定期メンテナンスの前に
5.竿の種類ごとの手入れ方法
5-1.振り出し竿の手入れ方法
5-2.ガイド付きロッドの手入れ方法
6.仕上げにはコーティング剤がオススメ
7.まとめ
竿のメンテナンスをサボると痛みが早くなる
釣り竿は、手入れせずにずっと車に載せたままという人もいるのではないでしょうか?
ですが、定期的に釣り竿の手入れをしなければ、竿の痛みが早くなってしまいます。
釣りに出掛けたあとの竿は、細かい泥や砂などの汚れ、そして水などが付着しています。
そのまま放っておくと竿の塗装や金属パーツを傷める原因となってしまうでしょう。
特に、振り出し竿の場合は、メンテナンスをサボると竿を伸ばした状態で固着してしまう場合があります。
せっかく購入した大切な道具は、できるだけ長く愛用したいものですよね。
竿の寿命を延ばすためにも、竿の手入れは定期的に行わなければなりません。
竿の手入れをするメリット
竿の手入れを定期的に行っていると様々なメリットが出てきます。
・トラブルが激減する
・竿の状態を把握できる
・竿に愛着を持てる
トラブルが激減する
メンテナンスをしている竿としていない竿であれば、トラブル発生の確率には大きな差が出てきます。
ガイド付きの竿の場合、ガイドに溜まったゴミ等がラインの流れを妨げ、キャスティング時にラインが絡まるようなトラブルが発生する可能性があるでしょう。
他には、ガイドが錆びてしまい、それが原因でラインを傷つけてしまって、大物がかかった際にラインブレイク発生する可能性が出てきます。
また、振り出し竿の場合は、竿が伸びたまま固まってしまう「固着」などが代表として挙げられます。
振り出し竿が固着してしまった場合、無理に直そうとしてしまうと、竿が折れたり割れてしまうかもしれません。
釣行の際にこのようなトラブルに見舞われるとせっかくの休日が台無しです。
しかし、竿のメンテナンスを普段から行っていれば、このようなトラブルは激減します。
楽しい休日を台無しにしないためにも、しっかりと竿の手入れをしていきましょう。
竿の状態を把握できる
普段からメンテナンスを行っていれば、竿の異変に気づくことができます。
竿のメンテナンスの際には、基本的には竿を分解しますが、分解の際に内部のパーツの痛みや塗装の剥がれなどにいち早く気づけるでしょう。
そのため、竿が致命的なダメージを負う前に、先手を打って対処が可能です。
竿に愛着を持てる
普段からメンテナンスを心がけていると、数年は間違いなく竿を使い続けられます。
同じ道具を何年も使い続けていれば、たとえ安い道具であっても愛着が湧いてくるものです。
そして、愛着と同時に、その竿の扱い方も体に染み付いてくるので、同じ道具を長く使い続けるというのは、釣り人にとって大きなメリットとなるでしょう。
淡水での竿のメンテナンスは海釣りよりも簡単
竿のメンテナンスというと、大変そうと思われるかもしれませんが、海釣りに使う竿よりも簡単です。
海釣りの場合は、塩水がどうしてもついてしまいます。
そのため、海水が乾くと、竿の内部に塩の粒が付着してしまうので、塩を取る作業から始めなければなりません。
つりチケマガジンでは、淡水での釣り竿の手入れについてお伝えしているので、海釣り用の竿をメンテナンスされる方は、塩を洗い流す工程が必要ということは忘れないようにしてください。
定期メンテナンスの前に
釣りが終わったら、竿が濡れたまま帰宅していませんか?
釣りの際に付いてしまった水分は、できるだけ早く取り除いておくのがベストです。
釣りが終わったらそのときにタオルで乾拭きする癖をつけて下さい。
定期的な竿の手入れも重要ですが、普段の竿の取り扱いもしっかりマスターしておきましょう。
竿の種類ごとの手入れ方法
釣り竿といってもガイド付きの竿と振り出し竿の2種類が存在します。
これから紹介する竿の手入れ方法は、毎回行うのがベストですが、釣行回数が多い方は、数回に一回のペースでも問題ありません。
1ヶ月に1回などのゆっくりとしたペースで釣りをされる方は、塗装などに痛みが出やすいので、毎回行ったほうがいいでしょう。
それでは、それぞれの竿の手入れの方法について解説していきます。
振り出し竿の手入れ方法
振り出し竿の場合は、竿を分解する必要があります。
竿の上栓と下栓を外して、竿の節を1つ1つ取り出していきましょう。
竿に細かいゴミが付着しているので、竿の節を流水で洗い流してください。
表側だけでなく、裏側にも汚れが付着してるので、裏側もしっかり洗い流しましょう。
汚れが落ちにくい場合は、台所用の中性洗剤をつけた柔らかい布でこするのがオススメです。
洗い終わったら、乾いた布で水気を拭き取り、分解した状態で壁に立て掛けて乾燥させてください。
濡れたまま組み立ててしまうと塗装が傷む原因となります。
ですので、しっかりと裏側まで乾燥できたことが確認できてから組み立ててください。
ガイド付きロッドの手入れ方法
ガイド付きロッドの場合も、細かい汚れを落とす作業から始めます。
流水で流し、細かい汚れを落としていきますが、竿が長く流水で洗うのが難しい場合は、濡らした布で優しく拭くのがオススメです。
竿の汚れを落としたら、乾いた布で水気を拭き取ります。
その後、歯ブラシなどでガイドを掃除していきましょう。
ガイドは錆びにくい素材でできていますが、ゴミなどが付着していると錆びやすくなってしまいます。
ですので、ゴミが残らないようにしっかりと掃除しておきましょう。
仕上げにはコーティング剤がオススメ
竿の掃除が終わったら、仕上げにコーティング剤を塗ってあげるのがオススメです。
コーティング剤を仕上げに塗ることで、竿の表面にゴミが付着しにくくなります。
コーティング剤を塗布すれば、竿もピカピカに仕上がるので、竿への愛着もアップすること間違いなしでしょう。
オススメのコーティング剤は下記の2つです。
こちらは、ムースタイプなので、布に付けて簡単にムラなく塗布できるのが特徴です。
手軽にコーティングしたいならこちらで決まり。
こちらは、乳液状になっており、しっかりと塗布できるのが特徴です。
テカテカした仕上がりが好みの方にオススメ。
まとめ
竿のメンテナンスは、竿の寿命向上だけでなくトラブル防止にも役立ちます。
少しの手間を掛けるだけで、より快適に釣りができるようになるので、楽しく釣りを行いたい方は、絶対に竿のメンテナンスをするべきです。
せっかく買った竿なのですから、大事に末永く使ってあげましょう。
長く使っていれば、竿にも思い出が詰まってきて愛着が湧いてきます。
ぜひ、一度メンテナンスをしてみて、その違いを体感してみてください!