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鮎の仕掛け講座

つりチケ編集部

こんにちは、長女(チョウジョ)で釣女(チョウジョ)のユキコです。

鮎の仕掛け作りは難しい!というイメージがありませんか?
確かに渓流釣りの仕掛けと比べると非常に複雑。
実際、本やインターネットで調べてみても、作り方やパーツが沢山ありすぎて、正直どれを参考にすればいいのか分からない!と言う方も多いと思います。

以前お邪魔した、天狗堂(愛知県豊田市)さんでは、「鮎の仕掛け教室」をされているとのことでした。
そこで今回は、その「鮎の仕掛け教室」に参加してきました。

こちらでは小栗名人の仕掛け教室が年何回も開催されています。
そして何と参加費も材料費も全て無料でだれでも参加することができます。
今回は、鮎釣り1年生、今年は自分の作った仕掛けで鮎釣りをしてみたい竹永が参加させていただきました。

鮎の仕掛けには、何はさておき「編み付け」という技法が必要になります。
鮎の仕掛けの各所に「編み付け」が使われていて、「編み付け」を学ぶことがファーストステップになるためです。

まず編み付け台に糸をセットして、編み付けを教えていただきます。

ボタン付けすらほぼしたことがないツケが回ってきているのか?張った状態のまま糸がうまくつまめず悪戦苦闘 笑
しかし小栗先生曰く「最初は誰でも手間取るもの。でも5回程やれば徐々に出来るようになっていく」のだそうです。
そうやって優しく教えていただくうちに、最初はかなり時間がかかりましたが、5回目にはこの通り。
編み付けの様子

編み付けの技法を教えていただいた次は、いよいよ仕掛けです。
今回は天上糸の作り方を教わりました。
こちらも1回目はかな~り時間がかかりましたが、3回目には上手につくることができました!
天上糸作成の様子

天上糸の仕掛け。何と作った仕掛けは持ち帰ることができる。

綺麗にできています!編み付け部分が少~し緩かったのはご愛敬^^; 
家に帰って練習すれば、きっと次こそはパーフェクトなものが作れるはず。

こんな感じで、今回は初めてにもかかわらず、編み付けが出来るようになり、天上糸も作れるようになりました。
参加者のレベルに合わせて教えていただけるので、今回のように基礎を教わるだけでなく、仕掛けづくりにおける疑問を聞いたり名人の仕掛けを教わることもできるとのこと。

天狗堂豊田店さんでは、2022年も以下の日程で仕掛け教室があるとのことでした。
鮎の道具も購入でき、中古品の取り扱いもあるので、お近くの方は是非一度行かれてみてはいかがでしょうか。

また小栗先生は、他でも鮎釣り教室や仕掛け教室をされているとのこと。
お近くで開催されているかもしれませんので、気になる方は小栗先生のFACEBOOKで検索してみてください。

実は今回、たまたま時間があったので、小栗先生の話を色々と伺うことができ、先生が釣り人を増やし川や海の環境を良くしていきたいという気持ちで活動されているんだな、というのが凄く伝わってきました。
私たちも水辺環境を良くしていきたいという気持ちで活動しているので、素晴らしい水辺環境を未来に繋げていくために頑張っていこうと更に思いました。

さてさて、鮎の仕掛け教室のレポートは以上です。
鮎の仕掛けは、完全仕掛けというオールインワンになったものが売っていて、最初はそれと針を買えば十分です。
でもやっぱり段々と、自分にあった仕掛けを作ってみたいと思うようになります^^;

本やインターネットは情報が豊富ですが、その分オリジナリティあふれる仕掛けの情報も多いです。
私も本を見ながら色々仕掛けを作ってみましたが、初心者には何がいいのか?基礎は何か?がなかなか分かりづらかったです。
参考になる動画もありますが、実際目の前で教えていただき、ポイントを教えていただけるのに勝るものはありません。
ちょっとしたコツなんかの積み上げで、仕上がりはずいぶん違ってきます。

やはり仕掛けは、熟練者から基本の仕掛けを学ぶのが良く、そこをしっかり学んだ上でいずれオリジナリティを追求していくのが良いのではないかなと思います。

昨年までは完全仕掛けで釣られていた方も、待ち遠しい鮎シーズンに思いを馳せて、今年は仕掛けを自分で作ってみてもいいかもしれませんね。
自分で作った仕掛けで釣る鮎はきっと格別です^^ 
今年も皆様にとって素敵な鮎シーズンが到来しますように。