塩瀬ベース倶楽部 始動!

つりチケ事務局

愛知県、寒狭川中部漁協で釣り人組織「塩瀬ベース俱楽部」が始動します!
釣り人組織は川づくり全般を漁協と協力して実施しますが、一番大きな取り組みはゾーニングされた区間の監視です。
ゾーニングマップはこちら

現在、多くの漁協は収支が非常に厳しい状況で、多数の魚を持ち帰るエリアで、釣り人を満足させるだけの放流を出来る漁協はほぼありません。
例えば、巴川のゾーニング管理で持ち帰り区間は10匹/1人をお願いしていますが、通常アマゴは1,400円/kg程度します。
サイズによりますが、10匹で1㎏とすると、10匹釣って持ち帰るだけで日券代金の1,000円を超えてしまいます。
これで満足できる量を放流することは不可能であり、漁協が経営困難に陥ってしまいます。

この解決策としてC&R区間があります。

管轄の寒狭巴川は今シーズンから釣法によるゾーニング管理を実施し、その中には毛鉤とルアーのC&R区間が含まれます。
C&R区間の特性上、通常の区間と比較し、リリースを前提とするため魚が残りやすいです。
悲しいことに魚が残ると密漁が発生するという状況が予測されます。

この密漁に対峙するのに、早朝から夕暮れ間近まで漁協役員だけで監視し続けることは、おそらく不可能です。

ここで、心ある釣り人の皆さんと協力し、釣りをしながら監視をしてもらいます。
釣り人であれば、自身が早朝から夕暮れまで釣りをすることが多いで、一定数の心ある釣り人が集まってくれれば、魚が増えてコンディションが良好になった釣り場を守ることが出来ます。

釣り人としても、解禁したらすぐに釣りきられる釣り場ではなく、シーズンを通して楽しめる釣り場が良いと思います。
塩瀬ベース倶楽部では

「いつでもアマゴの見える川に」

をスローガンに活動していくそうです。

同じ愛知県の段戸川倶楽部でもそうですが、釣り人が楽しみながら漁協と一緒に川を守っていく仕組みが、全国に広がっていくことを願ってやみません!

最後に塩瀬ベース倶楽部のことを書いた記事を2本リンクさせて頂きます。
テンカラ大王のテンカラで大往生
塩瀬ベースブログ