源流でイワナについて考える《テンカラの~とvol.18》

田中 五月

過去にいった釣行についてですが、今更ながらに書いてみます(^^;

段戸川倶楽部の源流釣行に行った時の内容で、概要は段戸川C&R区間の方に書いてあるので、ご参考に。
https://www.dandoriver.com/post/expedition202101

 

釣行時の技術的なポイントをこちらでは書いておこうと思います。

源流なんで、こんなイワナがポンポン釣れるのですが、そんな時こそイワナの傾向を見ることが出来ます。

 

今回、書きたいのは時間による「イワナのつきば」です。

数匹釣れるだけでは全体的な傾向を判断出来ませんが、たくさん出てくるんで傾向をつかめます(^^

 

泊まりだったので、2日目は早朝から入りました。

まだ水温は5度~8度くらいのものです。

そんな時には、イワナは岩のかげに潜んでいます。

狙う場所としては岩のヘチ、ヘチ、ヘチです。

↑つきばのイメージ

とても魅力的なプールがあり、良い流れだしがあっても、流れの中には入っていません。

早朝から9時くらいの暖かくなるまでは流れがないヘチヘチヘチです。

流れがないとこに毛鉤をフワフワさせていると、「眠たいなー」という感じでイワナがプッカリ浮いてきます。

愛嬌がありますよね、イワナ。

 

それから、日がのぼり水温が上がってくると流れの中に入っているイワナがチラホラ見えてきます。

それらを拾いつつ、ヘチはまだ狙っておきます。

次第に流れに入るイワナの数が多くなれば、そこからは餌を食いに出ているイワナを釣った方が効率が良いので、ヘチはやめて流れの中のをバンバン釣っていきます。

↑つきば変化のイメージ

 

源流等、イワナが多いところでは顕著に時間によるつきばの違いがわかりますが、魚影がそれほど濃くない川でも魚の動きは同じになるので時間変化で狙うポイントを変えることを頭に入れておくと釣果アップにつながると思います。