日本初!テンカラ専用C&R区間 おじか・きぬ漁協編 ~全国釣り場巡り~

つりチケ事務局

日本初のテンカラ専用C&R区間

全国にいくつもあるC&R区間(キャッチ&リリース)ですが、それらの多くは「ルアー」や「フライ」を対象としているものが多くなっています。

そんな中、おじか・きぬ漁協が「テンカラ専用」のC&R区間を設定したと聞き、その区間で開催される「三依見通沢テンカラ講習会」を取材させていただきました。
 

 
※PCR検査を行い、陰性を確認した上で訪問しました※

アクセス

おじか・きぬ漁協のテンカラ専用C&R区間は、日光市の「三依地区」にあります。
おもなアクセス方法は2つあり、いずれも車に乗って、
 ・東北自動車道「西那須野塩原IC」から国道400号を使うコース
 ・日光宇都宮道路「今市IC」から東武鬼怒川線・会津鬼怒川線に沿って北上するコース(鬼怒川温泉を北上)
のいずれかで向かいます。
※上流にある「三依渓流つり場」をナビにセットするとわかりやすいかと思います。

中三依温泉駅付近で曲がり、男鹿川の支流「入山沢」沿いに5分ほど車を走らせると、こちらの写真の目印に着きます。なお、この目印の奥には10台ほど車を停められるスペースがあります。
 

 

三依見通沢テンカラ講習会

4月17日と18日の2日間行われたテンカラ講習会。私は初日の17日を取材させていただきました。
参加者は19名で、女性や子どもも参加されていました。

冒頭は、講師であるテンカラ大王・石垣先生の講義。

ちなみに、この石垣先生がテンカラ専用C&R区間を発案し、おじか・きぬ漁協の石山組合長が実現するために動かれたそうです。

講義の内容は魚の特性や道具の使い方などで、初心者にもわかりやすく、時折冗談を入れながらの説明。
川に降りて、竿の扱い方や毛鉤の流し方についても丁寧に教えられてました。私もテンカラ5年目になりましたが非常に学びになる内容。
 

 
その次は早速実践。参加者は「ここだ!」と思った場所に分かれて竿を振っていきます。
 

 
はじめは、思ったところに毛鉤を流せなかったり、木に毛鉤が引っかかったりと悪戦苦闘。
しかし、石垣先生やおじか・きぬ漁協の方たちのサポートもあって徐々に釣れはじめてきます。

最初の1匹目は男の子の参加者!
 

 
その後も釣れそうなポイントをお互いに譲りながら、多くの方が釣ることができていました。
 

 
水面に飛び出るイワナ。よく見ると口元には毛鉤が掛かっていることが分かります。
 

 
ヤマメが群れになっているポイントを見つけて作戦会議中。
 

 
石垣先生の師範代、日光市地域おこし協力隊の田邊さんも参加。この後、女性の参加者もしっかり釣っていました。
 

 
初日の17日はあいにくの雨でしたが、翌日は寒いながらも晴れ間ものぞく天気だったそうです。
なお、2日間合計で33名の参加者で2日間とも参加された方もいるとのこと。女性も4名参加されていたとのことです。
  

テンカラ専用C&R区間の詳細

アクセスについては上記参照。
C&R区間は、入山沢支流見通沢の一部、入山沢合流点より上流見通第一えん堤までの約2kmの区間となっています。
遊漁期間は3月21日から9月19日まで。下流の別C&R区間と期間が異なるためご注意ください。
その他の注意事項とはおじか・きぬ漁協のHPをご覧ください。

また、三依公民館内、地域おこし協力隊の田邊さんへも釣況の確認が可能です。
電話番号:0288-79-0212