鮎の友釣り初心者必見!鮎釣りの仕掛けやルールについて解説!

「鮎の友釣りをはじめてみたい!」
そう思っていても、「なんだか鮎の友釣りって敷居が高そう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方のために、鮎の友釣りの仕掛けやルールについてまとめました。
これから鮎の友釣りをはじめてみたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。
1 鮎の友釣りとは?
2 鮎の友釣りの仕掛け
3 鮎の友釣りの道具
4 鮎の友釣りの服装
5 鮎釣りができるエリアと期間は?
6 鮎が釣れるポイント
7 友釣りのマナーとルール
8 鮎の友釣りの遊漁券を買うなら
鮎の友釣りとは?
鮎の友釣りとは、縄張り争いをする鮎の性質を利用した釣りです。
鮎はコケを主食としており、エサで釣り上げることは通常できません。
そこで発達したのが鮎の友釣りで、友釣りでは鮎の縄張り意識をうまく利用します。
友釣りではオトリ鮎と呼ばれる鮎を仕掛けに取り付け、川に泳いでいる鮎の縄張りに侵入させます。
鮎はオトリ鮎に縄張りを侵されたと思い、オトリ鮎に対して体当たりをしてきます。そこを針に掛けるのが友釣りです。
毎年6月ごろから全国各地の清流で鮎釣りが解禁され、川の中に入って長い竿を操るその姿は夏の風物詩となっています。
鮎の友釣りは独特な釣りのため、独学ではじめるには少し敷居を高く感じてしまう場合が多いようです。実際、友釣りは仕掛けの扱いが難しいため、鮎の友釣りは経験者に教えてもらうのがおすすめです。
とはいえ、仕掛けや道具について理解がなければ教えてもらうにも時間がかかってしまいます。まずは、仕掛けや道具について知り、友釣りへの理解を深めていきましょう。
鮎の友釣りの仕掛け
鮎の友釣りで使う仕掛けは様々なものから成り立っています。
オトリ鮎をよりナチュラルに操り、なおかつオトリ鮎が弱らないようにするために、このような複雑な仕掛けへ進化してきました。
友釣りの仕掛けについて、竿先から順番に見ていきましょう。
■目印:アタリを見るのに使います。
■ハナカン:オトリ鮎の鼻に仕掛けをつなぐもの。
■逆針:鮎の尻ビレに刺す針。
■掛け針:鮎をかけるための針、3本イカリ、4本イカリが一般的。
鮎の友釣りでは長い竿を扱うため、扱いに慣れるにはしばらく時間がかかるでしょう。
また、オトリ鮎にハナカンを取り付けるのも手際よくやらなければオトリ鮎が弱ってしまいます。
鮎の友釣りの道具
鮎の友釣りでは、釣りの仕掛け以外にもいくつかの道具が必要です。
基本的には下記の3つがあればいいでしょう。
■引き船:釣りの最中にオトリ鮎を移動させるのに使用します。
■タモ:仕掛けに掛かった鮎をキャッチするのに使用します。
いずれもオトリ鮎や釣り上げた鮎を元気な状態で活かしておくために使用するものです。
特に引き船は、釣り上げた鮎を入れておき、再びオトリ鮎として使用するためになくてはならないものです。
鮎の友釣りの服装
鮎の友釣りは基本的に川の中に入ってする釣りです。
そのため、服装も川の中で動きやすい格好でなければいけません。
基本的には下記のような服装で鮎の友釣りに望むといいでしょう。
■ベスト:釣りの小物はベストに収納しておくと便利です。
■ウェーダー:水が冷たいため必須です。水の抵抗が少ない細身のネオプレン製がいいでしょう。
■ウェーディングシューズ:ヌメリのある川底でも安定したグリップをしてくれるフェルト製のものがおすすめ。
安全に釣りを楽しむためにも、これらは揃えるようにしてください。
鮎釣りができるエリアと期間は?
鮎釣りができるエリアと期間は漁協によって定められています。
詳しいエリアと期間については河川周辺の釣具店や漁協で確認できるので、問い合わせをしてみるのがいいでしょう。
また、漁協のホームページなどでも詳しいエリアや期間が記載されているので、そちらを利用してみるのもおすすめです。
鮎釣りをできる河川は基本的に漁協が川を管理しているため、遊漁券を購入する必要があります。
遊漁券は1日だけ利用ができる「日券」と1シーズン通して利用できる「年券」の2種類が存在します。
遊漁券を購入しないまま河川で釣りをしてしまうと、密漁となってしまうので注意してください。
遊漁券の購入費は河川環境の整備や鮎の稚魚放流などの活動資金として使われるため、釣り場環境の保全のためにも絶対に購入するようにしましょう。
鮎が釣れるポイント
友鮎釣りは河川の中流域から上流域でできますが、友鮎釣り初心者におすすめなポイントは河川の上流域です。
なぜなら、河川の上流域であれば水深が比較的浅く、ポイントを目で見て判断しやすく、川を見慣れていない初心者であっても比較的かんたんにポイントを見定めることができます。
上流部で狙うとおすすめなのが
・瀬
です。
トロ場は、他の場所より流れがゆっくりで水深がある場所で、オトリを操作しやすく初心者であってもオトリ鮎を弱らせにくく初心者に最適です。
オトリ鮎を自由に泳がせて流れに変化があるところを狙うといいでしょう。
瀬は勢いのある流れがあり、小さく白波が立っているポイントです。
瀬はトロ場よりも流れが強く、瀬の中に潜む鮎は活発で体力があり、激しいアタリと引きをたのしみやすいのが特徴です。
ただし、石のエリアかつ流れがあるため、オトリ鮎の操作に慣れていないと釣りが難しい点はありますが、変化が多く楽しい釣りができるでしょう。
また、いずれのポイントであっても、鮎のエサとなるコケが多く生えていなければいけません。
そのため、コケのついた石や岩を探すことが釣果を上げるためには重要です。
コケが付きやすい石や岩は、色が黒っぽいものが多いため、黒い石や岩を探してその周辺にオトリ鮎を送り込むといいでしょう。
友釣りのマナーとルール
友釣りは人気の釣りのため、河川で釣りをする際はいくつか気をつけておきたい点があります。
暗黙のルールなどあるので、初心者の方はチェックしておきましょう。
・近くに入る場合は声を掛ける
・場所取りをしない
・他の川で釣った鮎を持ち込まない
人気河川での友釣りは河川が混雑する場合があります。
しかし、最低限の距離は保たなければお互いに快適に釣りができなくなってしまいます。そうならないためにも、どれだけ混雑しているとしても竿一本分の長さの10m程度は距離をあけるようにしましょう。
先行者と近いポイントに入る場合は「隣に入らせてもらいます」と一声掛けるようにしてください。一声掛けておくだけでお互いに気持ちよく釣りができるようになるので、忘れないようにしてくださいね。
また、夜が明ける前、休憩中に引き船などを釣り場に置いて場所取りをするのはいけません。人気河川の場合は釣り場所が埋まりやすく、ついつい場所取りをしたくなりますがトラブルの原因になるので避けましょう。
最も重要なのが、他の川で釣った鮎を持ち込まないという点です。なぜ、他の川で釣った鮎を持ち込んではいけないのかというと、鮎には「冷水病」という伝染病があるからです。冷水病は水の中でも繁殖できるため、冷水病に感染した鮎を持ち込んでしまうとその川で蔓延してしまいまいます。
ですので、他の川で購入したオトリ鮎や釣った鮎は絶対に持ち込まないようにしてください。
鮎の友釣りの遊漁券を買うならつりチケがおすすめ
今回紹介した鮎の友釣りを楽しむには、ほとんどの河川で遊漁券が必要です。
遊漁券を購入するには、近隣の釣具店や個人商店、コンビニなどで購入する必要があります。
しかし、遊漁券販売所がやっていなかったり、遠回りになってしまう場合は遊漁券を買うのが億劫になってしまいますよね。
そんなときに最適なのがスマホで遊漁券を購入できる「つりチケ」です。
つりチケならスマホでかんたんに遊漁券を購入できるので、遊漁券販売所に行く必要もなくなりスマートに釣りができるようになります。
つりチケが利用できる河川はこちらから確認できるので、チェックしてみてくださいね。