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【おとり鮎の生かし方】おとり鮎を弱らせないためにはどうすればいいの?

中田 北斗

鮎の友釣りに使うおとり鮎。

せっかく買ったおとり鮎を弱らせてしまったり、死なせてしまったなんて経験をした方もいるのではないでしょうか?

どうせ購入するのであれば、おとり鮎は元気で長く生かしておきたいですよね。

「おとり鮎はどうやって生かしておけばいいの?」
「おとり鮎を元気なままで長時間生かしておく方法は?」
「おとり鮎を生かしておくのに必要な道具は?」

といった疑問をお持ちの方に向けて、今回はおとり鮎の上手な生かし方について紹介していきましょう。

そもそもおとり鮎とは?

出典:つりチケfacebook

おとり鮎がなにかわからないという方のために、簡単に「おとり鮎」について解説しておきましょう。

おとり鮎は「鮎の友釣り」に使われる鮎のことを指します。

鮎の友釣りは、自分の縄張りを守る鮎の習性を利用した釣法です。

鮎の友釣りでは、縄張りを持った鮎のところへ、仕掛けをつけたおとり鮎を泳がせて、縄張りを主張するためにおとり鮎に体当たりしてきた鮎を引っ掛けます。

おとり鮎は鮎釣りができる河川周辺の釣具店などで購入ができます。

おとり鮎は川に泳いでいる鮎のところへと元気に泳いでもらわなければならないため、釣具店で購入したあとも弱らないように管理してあげる必要があります。



元気なおとり鮎を購入するのが大切

おとり鮎を生かしておくための工夫はもちろん大切ですが、元気な鮎を購入することも大切です。

弱ったおとり鮎を購入してしまうと弱ってしまいやすいです。最悪の場合、適切な管理をしていても死んでしまうことも考えられるので、おとり鮎は弱っていない元気な鮎を購入するようにしましょう。

おとり鮎の選び方

おとり鮎の選び方はそれほど難しくありません。

元気なおとり鮎を購入するためにチェックしておきたいポイントは次の3つ。

  1. 上から見たときに黒っぽくてツヤがある
  2. 鼻先が白くなく血でにじんでいない
  3. 胸ビレや付け根に血が滲んでいない

おとり鮎を上から見たときに、色が黒っぽい鮎を選ぶようにしましょう。鮎に限らず魚は弱ると体が白っぽくなりがちです。同じ生け簀に入っている鮎でも色が濃く、黒っぽいものと白っぽいものがいれば、色の濃い黒っぽい鮎を選ぶようにしましょう。

おとり鮎の大半は養殖された鮎ですが、長期間飼育されていた鮎は鼻先や胸ビレの付け根が白っぽくなり、中には血がにじんでいる場合があります。そういった鮎は弱りやすいのでできる限りさけるようにしましょう。これら以外の部分にキズがある鮎もできるだけ避けておくことをおすすめします。

また、おとり鮎は元気であっても可能な限り2匹以上購入しておいたほうがいいでしょう。

1匹だけの購入の場合、万が一弱ってしまった際に、再度おとり鮎を買いに出掛けるのは非常に面倒ですし、釣りをしていると徐々に弱ってくるので、2匹以上の購入をおすすめします。

おとり鮎を生かしておくために必要な道具

おとり鮎を購入して、釣り場まで持ち運ぶまでや釣りをしている最中にもおとり鮎は生かしておく必要があり、そのためにはおとり鮎を生かしておく道具が必要になってきます。

  1. オトリ缶
  2. 引き船

これら2つについて紹介していきましょう。

オトリ缶

おとり鮎を購入してから現地につくまでの間におとり鮎をいれておくのが「オトリ缶」です。

オトリ缶で運搬する際には、おとり鮎に酸素を供給するために形態式のエアーポンプを使用することもあります。長時間の移動が必要な場合においてはエアーポンプも購入しておくといいでしょう。

オトリ缶は水につけて水を入れ替えられるようになっており、石などの重しをおいて川に沈めておくことが可能です。

川についたら川にオトリ缶を沈めて、フタをあけ上流にからオトリ缶に水が流れ込むようにし、石を乗せて流れないようにします。

ここから鮎をすくって、次に紹介する引き船におとり鮎を移したり、仕掛けに取り付けたりします。

引き船

川の中を歩いて移動するときでも鮎を生かしておけるのが「引き船」です。

移動時でも水の抵抗を受けにくいように船のような形状をしています。引き船は腰ベルトに取り付けて使うため、両手に竿を持ったまま移動が可能です。

外部から水を取り入れる機構もついているので、鮎も弱りにくい仕組みになっています。

おとり鮎を弱らせないためには、最低限オトリ缶と引き船の2つが必要になってくるでしょう。

長時間おとり鮎を生かしておくにはどうすればいいの?

出典:つりチケfacebook

先程紹介したオトリ缶と引き船を利用するのはもちろん大切ですが、おとり鮎の取り扱いも元気な状態で生かしておくためには大切です。

鮎を元気な状態で生かす方法についても紹介しておきましょう。

鮎に触れる前に手を濡らして冷やす

鮎は人間の手で触ってしまうとダメージを受けてしまいます。

鮎は鱗が細かく、海水魚のように鎧のような防御力を備えていません。そのため、人間の手で握ると人の体温で粘膜にダメージを受けてしまいます。

仕掛けに取り付ける際にはどうしても鮎に触れる必要がありますが、その際、鮎へのダメージを最小限にするためには、事前に手を濡らして手のひらの温度を下げておくことが大切です。

鮎にふれる前には数秒程度、川の流れの中に手をつけて、手のひらの温度を下げるように心がけましょう。このわずかな手間で、鮎に与えるダメージは相当軽減されます。

移動時はエアーポンプを使う

先程も少しだけ触れましたが、オトリ缶を使っての運搬時にはエアーポンプを利用すると鮎へのダメージが少なくなります。

鮎は酸素量が豊富な川で暮らしている魚ですので、水中の酸素量が少なくなってしまうと急激に弱ってしまいます。

オトリ缶にエアーポンプいれておけば、よほど鮎の数が多くない限りは酸欠にはならないので安心です。

エアーポンプもそれほど高いものではないので、鮎の酸欠が気になるかたは導入しておくことをおすすめします。

酷暑時は氷を使って保冷する

気温が高くなる前なら問題ありませんが、真夏の日差しが強い日はオトリ缶の水温上昇にも気を使う必要があります。

酷暑期でオトリ缶に入れている時間が長くなる場合は、オトリ缶の上に氷をおいて保冷しておくとおとり鮎を元気な状態で維持しやすくなります。

氷は直接いれてしまうと冷えすぎてしまうので、オトリ缶の上に乗せておくのがベストです。

夏におとり鮎が弱るという方は氷を使ってみるといいかもしれません。

おとり鮎を使う際の注意点

出典:つりチケfacebook

ここまでおとり鮎の生かし方について解説してきましたが、おとり鮎を生かせられるようになったからといっておとり鮎は別の河川には持ち込まないようにしましょう。

鮎には「冷水病」という病気があり、冷水病に感染し発症してしまうと死に至ってしまうとても危険な病気です。

冷水病の病原菌は水の中でも生きられるため、おとり鮎が冷水病に感染していると、それまで冷水病が蔓延していなかった川に広げてしまう恐れがあります。

おとり鮎を購入した川以外に持ち運んで使用するということは絶対にやめるようにしましょう。



元気なおとり鮎を使って釣果も倍増

おとり鮎が弱ってしまうと鮎の友釣りでは思ったように釣果をあげられなくなってしまいます。

おとり鮎を操る技術や川の流れを見極める目はもちろん大切ですが、そういった技術を身につけるには時間がかかります。

一方で、おとり鮎を元気なまま生かしておくことは経験が浅くても簡単に実行できるので、これから鮎釣りをはじめる方や、あまり釣果をあげられなくて悩んでいる方は、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。

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