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涼しい渓流で夏の釣りを満喫しよう!夏場のポイントについても解説

中田 北斗

梅雨入りの季節になりましたね。梅雨とくればもうすぐ暑い夏がやってきます。

クーラーの効いた部屋でゆっくり過ごすのも気持ちいいものですが、夏バテが気になってしまいますよね。

そんなときに最適なのが夏の渓流釣りです。

今年の夏は何か違うことがしたいと思っている方に向けて、夏の渓流釣りを満喫する方法について今回は紹介していきたいと思います。

夏の渓流は爽やかで気持ちがいい

rococo8さんによる写真ACからの写真

近年、都市部では夏になるとうだるような暑さが目立ちますよね。

そんな街の暑さから離れて、渓流釣りへと赴いてみてはどうでしょうか?

渓流のある山奥まで足を運べば気温も低く、さらに森の緑ときれいな水のせせらぎは涼しさを感じさせてくれます。

標高が100m上がれば気温が1°下がるともよく言われますが、渓流のある地域は標高数百メートルの山が多く、単純計算でも街よりも気温が数度低くなっています。

森の日陰に入れば、冷やっとするほどの冷気を感じられる場合もあり、まさに渓流域は天然のクーラーと言ってもいいほどです。

そんな空気感のなかで釣りをするのは最高の贅沢。今年の夏は渓流釣りをはじめてみませんか?

夏の渓流釣りを満喫するのに必要な道具

Half Beansさんによる写真ACからの写真

夏の渓流釣りを満喫するのであれば、道具も夏に最適なものにしたいところです。

基本的に、渓流釣りでは腰よりも下は川に浸かりながら釣りをするのが一般的。

夏以外の時期、水の冷たい渓流ではウェーダーと呼ばれる防水性のウェアを身にまとって釣りをするのがポピュラーです。

しかし、ウェーダーでは夏場は暑すぎるというデメリットも出てきてしまいます。

そこでおすすめするのが「ウェットゲータースタイル」と言われるものです。

ウェットゲータースタイルでは

  • ウェットゲーター
  • ウェーディングシューズ(沢靴)

の2つを使用します。

それぞれについて解説していきましょう。

ウェットゲーター

ウェットゲーターとは、膝からくるぶしまでをカバーするウェアです。

ウェットゲーターは水に濡れる前提のウェアとなっており、水の中に入るとヒヤッとするのが特徴です。

しかし、ウェットゲーターは、ウェットスーツなどと同じネオプレンやクロロプレンといった素材でできているため、適度に体温を保温してくれます。

そのため、渓流の水の冷たさはダイレクトには伝わらないので、夏場であれば丁度いい涼しさを実現してくれるのです。

夏場の渓流釣りを満喫するために必須のアイテムと言えるでしょう。

ウェーディングシューズ

ウェットゲーターとセットで使用するのがウエディングシューズです。

渓流では一般的な長靴などでは滑ってしまい危険なので、渓流釣りをするならウェディングシューズは必ず装備しておきたいところです。

ウェディングシューズのソールにはフェルトソールやラジアルソールの2種類があります。

フェルトソールは、羊毛でできたものやアクリルでできたものがあり、コケなどでぬめった場所で威力を発揮します。

その一方で、泥が多いところでは少し滑りやすいという点もあります。

靴底がラジアルソールと呼ばれるゴムでできたものは、フェルトソールに比べるとぬめりのある岩場には弱いものの、乾いた岩場や林道などでも歩きやすくオールマイティーに使用できます。

ソールは釣り場の状況に合わせて選択するのが一番ですが、初めて購入するのであればフェルトソールを選択しておく方がいいでしょう。

苔でぬめった岩場は相当滑りやすく、歩くのに慣れていない初心者の方はそういった場所でしっかりとグリップを利かせられるほうがいいからです。

初めての渓流釣りならエサ釣りがおすすめ

初めて渓流釣りをするのであればエサ釣りがおすすめです。

エサ釣りはコツをつかむまでに時間がかかりませんし、生エサを使うことから魚に警戒心を抱かれにくいという特徴があります。

エサはブドウ虫やミミズ、川虫などを使うといいでしょう。



夏場の渓流釣りは朝マヅメ・夕マヅメが狙い時

渓流釣りには、エサ釣り、ルアー、フライフィッシング、テンカラなどの釣法が用いられますが、釣法にかかわらず、夏は朝マヅメや夕マヅメといった日が傾く時間帯が狙い目です。

なぜならマヅメ時は、水温が下がって魚が活動しやすくなるからです。

真夏の昼間はどうしても水温が上がり過ぎてしまって、 渓流魚にとっても過ごしにくい時間帯となってしまいます。

渓流魚は昼の時間帯、岩の下などに入ってじっくりと時が過ぎるのを待っており、陽が陰ると捕食活動を始めるのです。

さらに、夕方は川虫が成虫になるため脱皮する場合が多く、川虫が脱皮するタイミングを狙って渓流魚は活発に行動します。

このような理由から、夏の渓流釣りではマヅメを活用するのが大切です。

また、昼の間は人間にとってもあまり活動しやすい時間帯とは言えません。

いくら涼しい渓流だからといって、直射日光のあたるところで長時間、昼間に釣りをしていると熱中症のリスクが高まってしまいます。

夏の昼間は魚を釣り上げるのが難しいため、体調と釣果のためにも朝早く釣りに出かけるか、夕方に釣りに出かけることをおすすめします。 

渓流釣りでの夏場のポイントは?

セーニンさんによる写真ACからの写真

夏の渓流釣りでは、夏独自のポイントを狙うことが大切です。

夏場に狙うべきポイントは、

  • 岩の影
  • 落ち込み
  • マヅメ時の瀬

です。

夏場は渓流魚も涼しい場所を求めて活動します。

特にイワナがいる河川で有効なのが岩の影です。 イワナは昼の間岩の隙間の奥の方へ入ってじっとしています。大きくえぐれた岩の隙間があれば、その間に仕掛けを流せば高確率でイワナが仕掛けに反応するはずです。

滝のように高くから水が落ちる「落ち込み」や水のゆったりと流れる深い「淵」も夏場は狙い所。流れに仕掛けをうまく乗せて、川の底へと仕掛けを流せれば、高確率で反応が見込めるはずです。深さのあるポイントでは、大物がかかりやすいので、大物狙いであれば積極的に狙ってみましょう。

マヅメ時に特におすすめしたいのが「瀬」です。瀬は石が複雑に入り組んでいる浅瀬を指し、ところどころに空気を含んだ白い流れがあります。そういったポイントでは、小型から中型の魚が集まりやすく、特に夕方は活発に捕食活動をします。数釣りを楽しめる場合が多いので、大きさよりも数を釣りたい方におすすめです。



渓流釣りには遊漁券が必須なので注意

渓流釣りは誰でも簡単に楽しめる釣りですが、多くの河川で「遊漁券」と呼ばれるものが必要となってきます。

遊漁券は河川近隣の釣具店や個人商店などで購入でき、最近ではコンビニなどでも購入できる場合があります。遊漁券を持たずに釣りをしていると密漁となってしまいますので注意しましょう。

なぜ遊漁券が必要なの?と思われる方に、遊漁券が必要な理由について簡単に解説しておきましょう。

渓流では川の幅が狭く、海のようにたくさんの魚が繁殖できるほどのスペースがありません。そこへ釣り人が押しかけて渓流魚を釣り持って帰ってしまうと、瞬く間に渓流魚がいなくなってしまいます。

そこで必要になってくるのが渓流魚の放流や保護活動で、これらの活動は漁協が行っています。遊漁券は漁協が放流や保護活動をするための大切な資金源となっています。

いつまでも渓流釣りを楽しむためにも、渓流釣りをする際には必ず遊漁券を購入するようにしてください。

遊漁券の購入は「つりチケ」がスマホで簡単

初めて渓流釣りをする人にとってハードルが高く感じるのが遊漁券の購入です。

どこで遊漁券を買えばいいのかよく分からなかったり、あいているのかどうかわからない個人商店に足を踏み入れるのはちょっと気が引けますよね。

そんな時に最適なのがスマホで簡単に遊漁券を購入できる「つりチケ」です。

つりチケであれば渓流釣りも気軽に始められるので、この夏初めて渓流釣りを始めてみようと考えている方はつりチケを利用してみてください。

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