渓流釣りに最適な偏光サングラスのカラーは?おすすめも紹介
渓流釣りに出かけるときに「偏光サングラス」を装備していますか?
「偏光サングラス」があると、いつも釣りにいっているフィールドが新鮮に見えてしまうかも!?
「偏光サングラスって普通のサングラスとなにがちがうの?」
「偏光サングラスの選び方を知りたい!」
「偏光サングラスって何色がいいの?」
というような方に向けて、偏光サングラスの特徴や選び方について紹介していきます。
おすすめの偏光サングラスも紹介するので是非参考にしてみてください。
渓流釣りには偏光サングラスがあると便利
渓流釣りには偏光サングラスがあると便利で安全に釣行ができます。
渓流釣りをしている際に、
「川を歩いているとイワナやヤマメに走られた」
という経験がある方も多いはず。
渓流魚に走られる原因に、近くにいる渓流魚の見落としがあげられます。
渓流の水面は、流れによる複雑な光の反射で、裸眼ではなかなか水中の魚は見えません。
そんなときに最適なのが「偏光サングラス」です。
「偏光サングラス」があれば、水面で乱反射された雑光を取り除いてくれます。
そのため、裸眼よりも圧倒的に水中の様子が確認できるため、流れの中で泳ぐ渓流魚を見落とすことも少なくなるでしょう。
渓流を遡行する際にも、水中の岩の様子が把握できるため、より安全に遡行ができます。
また、釣りの最中に風で落ち葉が飛んできたり、仕掛けが勢いよく目にめがけて飛んできたりした際にも目を保護してくれるというメリットも。
安全で軽快な渓流釣りを楽しむためにも「偏光サングラス」あったほうがいいと言えるでしょう。
釣りへの行き帰りの車の運転に「偏光サングラス」を使用すると目に掛かる負担を大きく減らしてくれます。
偏光サングラスを選ぶ際のポイント
偏光サングラスは、どれを買っても同じというわけではありません。
明るい場所で使用するのか、暗い場所で使用するのかや釣りのフィールドによっても選択するべきサングラスは変わってきます。
偏光サングラスには
- 可視光線透過率
- 紫外線透過率
- 偏光度
- レンズカラー
といった部分が性能に大きく影響します。
それぞれのスペックが視界にどのような影響を与えるのか紹介していきましょう。
可視光線透過率
「可視光線透過率」は、目で見える光をどれだけ通すかを示しています。噛み砕いていうと「どれだけ明るく見えるか」という数字です。
一般的には「可視光線透過率」は10%程度から80%程度までの幅があります。
「可視光線透過率」が10%程度のレンズの場合、レンズを離れてみるとほとんど真っ黒に見えます。このような「可視光線透過率」の低いレンズは、夏場のビーチなどの強い太陽光で有効です。
反対に「可視光線透過率」が80%に近いレンズの場合は、レンズの色味も薄く、レンズを覗き込んでもほとんど肉眼と変わらないほどクリアな視界をしています。
一般的に渓流釣りでは明るい場所もあれば、暗い場所もあります。そのため、「可視光線透過率」の低い暗いレンズよりも、明るめのレンズを選んだ方が失敗は少ないでしょう。
「可視光線透過率」は、後で紹介する「偏光率」とも密接に関わっており、「可視光線透過率」が高いレンズほど「偏光率」も高く設定できるようになっています。
紫外線透過率
「紫外線透過率」は、紫外線をどれだけ通すかを示す数値です。
「紫外線透過率」が1%であれば、99%の紫外線をカットしてくれます。
「紫外線透過率」はレンズの色の濃さには影響を受けないため、視界には影響を与えません。
しかし、目から紫外線を吸収しすぎてしまうと角膜が炎症を起こしてしまい、痛みを感じたり、充血したりといいことがありません。
有名ブランドの偏光サングラスであれば、99%以上カットできるものがほとんどです。
有名ブランドの場合はあまりに気する必要はありませんが、安いサングラスを購入する際にはこの点に気をつけておいたほうがいいでしょう。
安いサングラスなどは、暗いレンズなのに「紫外線透過率」が高い粗悪なものが出回っています。
そのようなレンズのサングラスを使用してしまうと、瞳孔が開いているのに紫外線は通常通りに通してしまうため、目に大きなダメージを与えてしまいます。
このような被害に合わないためには、できる限り信頼できるレンズメーカーのものを使用したいところです。
偏光度
「偏光度」はどれくらいの雑光を取り除けるかという数値です。
「偏光度」が高ければ高いほど、水中が見えやすくなります。
「偏光度」は「可視光線透過率」の低いレンズほど高い傾向にあり、「可視光線透過率」の高い、明るいレンズは「偏光度」が低くなってしまいます。
この点に関してはトレードオフの関係になるため、釣りの環境に合わせた必要な明るさを見極めなければなりません。
レンズカラー
Greg PlominskiによるPixabayからの画像
偏光サングラスは、明るい、暗いだけでなくカラーも重要な要素となってきます。
一般的には、グレー系のカラーのレンズは、自然に近い色合いで見えるので違和感なく見られるのが特徴です。そのため、目が疲れやすい人におすすめと言えるでしょう。
オレンジ系やブラウン系のカラーのレンズは、くっきりと立体的に見えやすい傾向にあり、水中の魚や障害物をしっかり視認したい場合におすすめです。
薄暗い中でも明るい視界を保ちたいのであれば、グリーン系やイエロー系のカラーのレンズがおすすめです。
明るく見せてくれる特徴があるので、暗い谷の川での釣りやマヅメ時も偏光サングラスを活用したい場合は、グリーンやイエローの明るいレンズを選択するといいでしょう。
渓流釣りにおすすめの偏光サングラス
最後に渓流釣りにおすすめの偏光サングラスについて紹介していきましょう。
おすすめのシーンや偏光度、可視光線透過率についても記載するので参考にしてみてください。
シマノ/フローティングフィッシンググラス FL スモーク
偏光度 : 99.0%
可視光線透過率 : 15.0%
紫外線透過率 : 0.1%
購入しやすい価格とナチュラルに見えやすいグレーカラーが魅力のフィッシングサングラス。ナチュラルに見えるので、ドライブ時にも最適。
「偏光サングラスがどんなものか知りたい」という方におすすめです。
スワンズ/エアレスムーブ パールブラック 偏光スモークレンズ
偏光度 : 97.0%
可視光線透過率 : 27.0%
紫外線透過率 : 0.1%
少し明るめのレンズで、曇りの天気であっても使用しやすいのがいいところ。
万能に使用したいならこちらが最適です。
ダイワ/TLQ 019 イーズグリーン
偏光度 : 90.0%
可視光線透過率 : 40.0%
紫外線透過率 : 1.0%
偏光レンズで有名なタレックスのレンズを使用したモデル。
可視光線透過率40%の明るいレンズで、暗い渓流であっても問題なく使用できるのが魅力。
暗いシーンでも渓魚を逃したくない方に最適です。
おしゃれも楽しみながら渓流釣りを楽しもう
偏光サングラスは、釣果や安全面でとても重要な役割を持っていますが、それだけではなく、デザイン面でもかっこいいのが魅力的。
レンズの種類も大切ですが、自分に似合うデザインのサングラスを使用して、気持ちよく楽しく釣りを楽しみたいですよね。
今回紹介した偏光サングラスの選び方を参考にしてみて、ピッタリのものを選んでみてください。