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渓流釣りには専用の靴がないと危険!渓流に最適な靴とは

中田 北斗

渓流釣りは、川の中に入って釣りをするケースが多く、専用の靴がなければ危険です。
渓流釣りは面白い反面、常に危険を伴う釣りです。少しでも危険を少なくするために、専用の「ウェーディングシューズ」を装着する必要があります。

「なんで専用の靴が必要なの?」
「専用の靴にはどんな種類があるの?」
「おすすめのウェーディングシューズを知りたい!」

といった方のために、ウェーディングシューズについて詳しく紹介していきます。

渓流には専用の靴がないと滑りやすい

Photo by Taylor Grote on Unsplash

渓流では「ウェーディングシューズ」と呼ばれる専用の靴が必要不可欠です。
なぜなら、渓流釣りでは急斜面の岩場、苔にまみれた岩場、崩れやすい土の斜面など、様々な地形を歩いて釣りをしていく必要があるから。

渓流釣りでは、川の中を歩くシーンも珍しくなく、登山靴やスポーツシューズでは足元が滑りやすくとても歩けたものではありません
また、登山靴などで川の中を歩くと、靴の中に水が溜まってしまって、不快な上に水を含んだ靴のせいで足元が重くなってしまいます。

このような状況下では「ウェーディングシューズ」が滑りにくく最適です。

渓流釣りに最適な靴「ウェーディングシューズ」とは

Photo by Clay Knight on Unsplash

ウェーディングシューズは、水中と陸上が混在する状況での使用を前提に考えられた靴です。
そのため、水中で使用しても水が抜けやすい構造になっており、水中を歩いた後に陸上を交互に歩いても水の重さを感じにくくなっています。

ウェーディングシューズのソールは、水中の岩場や濡れた岩の上でも滑りにくい素材が使われています。
登山靴やスポーツシューズとは比べものにならないほどの安定感があり、渓流釣りにはなくてはならない道具です。



ウェーディングシューズの種類

ウェーディングシューズにはいくつかの種類がありますが、最も大きな違いはソールです。
ソールの種類には大きくわけて2つの種類があります。

  • フェルトソール
  • ラジアルソール

ソールの素材が変わると、グリップ力を最大限に発揮できる状況が変わってきます。
ソールごとに得意な状況が異なるため、よくいく河川の状況に合わせて最適なソールを選択するといいでしょう。

上記の素材に金属製の「スパイク」がついたウェーディングシューズもあります。
しかし、渓流釣りでは足元に負荷が掛かるためあまりおすすめできません。渓流釣りは、釣りの中でも移動が多い釣りですし、複雑な地形を歩きます。
そのため、金属製の「スパイク」がついていると、着地の衝撃がダイレクトに伝わるため、疲れやすいのです。
このような理由から、スパイク付きのシューズは渓流釣りにはおすすめできません。

渓流釣りには「フェルトソール」と「ラジアルソール」が最適です。
それぞれの特徴について紹介していきましょう。

フェルトソール

フェルトソールは、ソールがフェルト生地になっています。

フェルトソールが最も力を発揮するのが「ぬめりのある岩場」です。
苔がついている岩や、泥のついた岩の上では、他の素材に比べてしっかりとグリップしてくれます。
ぬめりのある岩場は渓流釣りでは遭遇しやすいので、最初の一足に購入するのであれば、フェルトソールのものがおすすめです。

反面、土の斜面などでは滑りやすい傾向にあるので、川までのアプローチや高巻きの際には注意しなければなりません。

フェルトソールには、「アクリル素材」のものと「羊毛素材」の2種類があります。
グリップ力だけでいうと「羊毛素材」の方が優れますが、価格が高く、フェルトが摩耗しやすい弱点も。
入門者向けのモデルの大半は「アクリル素材」となっていますが、こちらの方がランニングコストに優れます。

多少のお金をかけてでも安全に釣りを楽しみたいという方は「羊毛素材」のソールを選ぶといいでしょう。

ラジアルソール

ラジアルソールは、ラバー素材でできたものを指します。

ラジアルソールの強みは、陸上でもグリップ力を損ないにくいという点です。
渓流釣りでは、川までのアプローチも行う必要がありますが、そういったシーンでラジアルソールは滑りにくく、普段の靴と変わらない感触で歩けます。

ラジアルソールは、ぬめりのない岩ではグリップ力を発揮しますが、ぬめりのある岩には弱いので注意が必要です。

よくいく河川の状況によって慎重に選択したほうがいいでしょう。

ウェーディングシューズにはウェーダー・ゲーターを合わせて装備しよう

ウェーディングシューズには、基本的にウェーダーやゲーターといったものをセットで装備する必要があります。

ウェーダー

Photo by Taylor Grote on Unsplash

ウェーダーは下半身を濡らさないようにするための道具で、ソックスとズボンがくっついたような構造になっています。
ソックス部分は、ネオプレンなどの防水素材でできており、浸水をシャットアウトしてくれるすぐれもの。

ウェーダーには、

  • 膝までの「ニーハイ」
  • 腰までの「ウェストハイ」
  • 胸までの「チェストハイ」

などの種類があり、使い方によって最適な丈を選択できるようになっています。
水の冷たい時期や腰を冷やしたくない方におすすめです。

ゲーター

ゲーターは「ウェットゲーター」とも呼ばれ、ソックスとスネをカバーするもの2つをセットで装着します。

ウェーダーとは違い、水に濡れる前提の装備ですが、ネオプレンの素材が足元をカバーしているため、水の冷たさを感じにくくなっているのが特徴です。
ウェーダーに比べて動きやすいので、激しい地形の多い源流域に釣りにいく人や夏場の暑い時期におすすめ。



ウェーディングシューズは大きめを買う必要がある

ウェーディングシューズは、普段履いている靴のサイズよりも大きめを買う必要があります。なぜなら、ウェーダーやゲーターの厚みがあるからです。

メーカーによっては、ウェーダーやゲーターの厚みを考慮したサイズを記載している場合もあります。
しかし、ウェーダーやゲーターの厚みは製品によって異なるため、メーカーのサイズ表を完全に信用して買ってしまうと「サイズが小さい…」なんてこともあり得るので注意しましょう。

可能であれば、釣具屋さんで試着して購入したほうがいいでしょう。

おすすめのウェーディングシューズ2選

おすすめのウェーディングシューズについて紹介しておきましょう。

リトルプレゼンツ/ライトウエイトWDシューズ

リトルプレゼンツのライトウェイトWDシューズは、購入しやすい価格と軽量さが魅力。
アクリルフェルトソールを備えており、ぬめった岩場でも安心できます。
はじめてウェーディングシューズを購入する方におすすめです。

フォックスファイヤー/エアリスタ UL ウェーディングシューズ

「Non-skid Rubber」と呼ばれるラバーソールを装備し、ぬめりの少ない岩場でグリップを発揮してくれます。
普段のシューズと変わらない感触で履けるため、源流域の遡行に相性抜群。
苔の少ない源流域での釣りをしてみたい人に最適です。

ウェーディングシューズを履いて安全な渓流釣りを

渓流釣りは楽しいものですが、危険もいっぱい。
少しでも危険を減らすために、河川に合わせたウェーディングシューズを履いて釣りを楽しみましょう。

足元のグリップ力がアップすれば、釣果もアップするかもしれません。