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源流釣行にはどんな装備が必要?野営の装備も紹介

中田 北斗

源流釣行は、渓流釣りをしている方なら一度は憧れるはずです。
誰もいない沢で釣りに没頭し、日が暮れたら焚き火をしてお酒と会話を楽しみ眠りにつく…
想像するだけでも楽しくなってきます。釣り人にとっては夢のような一日を過ごせるでしょう。

しかし、藪をかき分け、足場の悪い渓流を歩き、時には崖をよじ登る必要があり、源流釣行では危険いっぱい。
そのため、源流釣行では、しっかりと装備を整えなければなりません

今回は、源流釣行で必要な装備について紹介していきます。
もちろん、道具だけではなく経験も必要になるので、源流釣行にいくのであれば経験もしっかりと積んでから挑みましょう。

源流釣行に必要な装備

源流釣行には沢山の装備が必要になってきます。
沢で一泊するのであれば、必要な装備は更に多くなるでしょう。

一般的に使用される源流釣行の道具について、一つ一つ解説していきます。

いかぽんさんによる写真ACからの写真

服装

服装に関しては、普段から渓流での釣行をされている方からすれば、それほど大差はありません。

源流釣行で必要な道具は

・長袖のシャツ
・長ズボン
・ウェットゲーター
・ウェーディングシューズ
・手袋

といったものが必要になります。

長袖のシャツ

源流釣行では、必ず化学繊維素材の長袖を着用しましょう
藪の中を歩いたり、岩盤地帯をよじ登ったりする源流釣行において、半袖は肌を擦りむくリスクが高いです。

素材は化学繊維である必要があります。
なぜなら、綿やウールなどの素材は、乾くのが遅いからです。
速乾性に優れた化学繊維でないと、ウェアが濡れたままになってしまいます。
ウェアが濡れたままだと、体温がどんどんと奪われてしまい、最悪の場合低体温症になってしまうかもしれません。

源流釣行では化学繊維素材の長袖を着るようにしてください。

長ズボン

長ズボンも長袖のシャツと同じで、化学繊維のものを選びましょう。
ウェットゲーターを装備する際には、半ズボンを履くという方もいますが、源流釣行では藪を歩く可能性が高いです。
肌を保護するためにも長ズボンを推奨します

ウェットゲーター

渓流釣りでは、ウェーダーを装備する方も多いですが、体をよく動かす源流釣行では、ウェットゲーターのほうがオススメです。
ウェットスーツと同じ素材でできたウェットゲーターは、体の動きを妨げず、適度に体温を保ってくれます。
一方、ウェーダーでは、足を上げるのが難しいことも多いですし、体を激しく動かした際にムレてしまいます。
基本的にはウェットゲーターのほうがいいでしょう。

ウェーディングシューズ

滑りやすい渓流を歩くには、底がフェルトになっているウェーディングシューズが必須です。
最近では、ラバーのウェーディングシューズも出ているので、そちらを選んでもいいでしょう。
ラバーの場合は、苔のヌメリには弱いので、その点だけは注意が必要です。

釣りの道具

源流釣行なので、もちろん釣り道具が必要になります。
他の荷物の分量が多いので、普段よりもコンパクトなものを意識するといいでしょう。

竿は、遡行の際に折れてしまう可能性も考えて、予備の竿を持っていく方が賢明です。
せっかく山奥に入ったのに、竿が折れてしまって釣りができなかった…なんてことは経験したくありませんよね。

魚をキープする場合も、ビクなどは持っていかずに、玉ねぎのネットなどを使うとコンパクトです。

出典:pixabay

遡行に必要な道具

続いて、遡行に必要な道具について見ていきましょう。

・ヘルメット
・ナタ
・熊鈴
・ホイッスル
・レインウェア
・ヘッドライト
・水筒

これらは、日帰りの源流釣行でも持っておいたほうがいい道具です。

レインウェア

天候の変化が多い源流釣行では、必須の装備です。
上半身が濡れてしまうと、急激に体温を奪われてしまうので、絶対にバックパックの中に入れておきましょう

下半身に関しては、ウェットゲーターを装備しているので、源流釣行ではあまり必要ではありません。
ちなみに、レインウェアは、高価ですが「GORE-TEX」などのムレが発生しにくい透湿性のあるものがオススメです。

ヘッドライト

夕方以降は、何も見えなくなってしまうので、必ずヘッドライトは携行するようにしましょう。
防水性のあるもので、電池を交換できるものがオススメです。
予備の電池も、ジップロックなどの防水性のあるものに入れておきましょう。

水筒

綺麗な水に見える源流の川でも、動物の糞や死骸などで汚染されている可能性があります。
そのため、煮沸した水や湧き水を入れる水筒は持っておいたほうがいいでしょう。
最近では、浄水機能が付いた水筒なども出ているので、そちらでも良いかもしれません。

地図・コンパス

林道や登山道を歩く必要があるのであれば、地図とコンパスは必須です。
地図は濡れないようにジップロックなどに入れて保管するといいでしょう。
一重だと不安があるので、二重にしておくと安心です。

熊鈴

熊と鉢合わせしないようにするためにも、熊鈴は必ず携帯しましょう。
高音で鳴るタイプと低音で鳴るタイプの2種類があると、更に効果的です。

ホイッスル

万が一、遭難してしまったときに自分の存在を知らせるのに必要です。
また、同行している人とのコミュニケーションにも使用できたり、熊よけとして使うこともできます。
日帰り釣行でもカバンに入れておくのをオススメします。

ファーストエイドセット

万が一、怪我をしてしまったときの応急処置用です。
絆創膏や包帯、ポイズンリムーバーなどがあれば安心。
止血剤や鎮痛剤などもあると更に良いでしょう。

ヘルメット

遡行する川や道中の登山道の状態によっては、ヘルメットは装備したほうがいい場合があります。
崩れやすい斜面などがある場合は携帯しておきましょう。

ナタ

藪をかき分ける際に、植物のツルを切り開くのに使ったり、焚き火に使う薪を割ったりするのにも使います。

宿泊の道具

野営をするのであれば、寝泊まりする道具や調理の道具も必要です。

寝具類

寝具は下記の3つが必要です。

・シュラフ
・マット
・テントもしくはタープ

場合によっては、マットはコンパクトなエアフロータイプのものが便利ですが、焚き火の火の粉や岩の角で穴をあけてしまわないように注意しましょう。気になる方は、クローズドセルのマットがオススメです。
シュラフは濡れる可能性があるので、大きめのビニール袋に入れて濡れないように配慮しましょう

調理道具

チョコクロさんによる写真ACからの写真

調理にこだわるのであれば、調理道具も必要になってきます。
調理道具に関しては、どの程度までこだわるのかによって大きく装備の量が変わってきます。
一般的には、下記の装備があれば十分でしょう。

・コッヘル(ナベ類)
・ガスコンロ
・ガスバーナー
・食器類
・ナイフ
・まな板

コッヘルは、アルミやチタン素材のものを選ぶとコンパクト&軽量です。
持っていく燃料については判断が難しいですが、ガスが一番が軽いのでガスを選択するのがいいでしょう。
食器類は、コッヘルなどで代用するなどして軽量化を図るという手もあります。

釣行前に必ず情報収集を!

冒頭でもお伝えしましたが、源流釣行は大変危険が伴います。
そのため、釣行に行く河川の情報収集をしてから行くようにしてください。
途中に林道や登山道などを歩く必要があるのであれば、それらのルートもしっかりと把握しておきましょう。

また、雨が降ると増水しやすい河川も存在します。急な天候の変化が多い山岳部では、そのような河川は大変危険なので初心者の方は避けるべきでしょう。
仮に遭難したとしても、誰も助けてくれないのが源流釣行です。
自分でリスク管理をして、楽しく釣行をしましょう。

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