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三重県屈指の渓谷 ホタガ谷へ源流釣行トレーニング

小林大地

普段は里川でのテンカラを楽しんでいる小林ですが、来る2019年8月末に北アルプスの源流釣行を計画中。

一般遡行ではないためトレーニングが必要だ!ということで山の師匠田中五月先輩と沢登りトレーニングに行ってきました。

 

ルート

今回トレーニングルートに選んだのは鈴鹿にあるホタガ谷です。
なぜこのルートかと言えば、
・ロープを出す必要がある滝が出てくる(10m程度の滝が3つ出てくる)
・流域が狭く、増水がおおくない
・登山道が並走しており、エスケープしやすい
の3点からでした。

小さいゴルジュもあり、飽きさせない

重点強化ポイント

特に個人的に強化が必要だと思う能力が2つ。

登攀能力

まだ岩登り専用の場所やボルダリングジムでしか登ったことがなく、体の使い方や身体能力含め強化が必要です。

前述したようにこのルートには10m程度の3つの滝がでてくるので、北アルプスの源流の試金石にすべく、すべて巻かずに滝を登りました。

このうち、2つはフォロワー(後からのぼる)として、ラストはリード(先頭で登る)として登りました。

まず感じたのはリードがマジで怖すぎるということ。

2つ目の核心。まだ支点をとれていないので、下にいてもドキドキする

 

先頭で登るので、上からロープでひっぱりあげられるフォロワーとは大きな違いがあります。

さらに、ジムや岩登りをするための場所とは違い、沢登りの最中には落ちたときに支点となる場所がなかなかとれない。

もしここで落ちたら、多分骨折くらいはする・・・などの考えが頭をよぎってしまうと、難易度としては大したことがくても、足が、手が震えます。。。

ここは核心でないため、手も足も置きやすくまだ楽しめる

 

技術的には、リードでも、フォロワーでも先を読む(=オブザベーション)の重要さを痛感しました。

最低でも、

①どこが登りやすいのか?
②その登りやすい場所にいくためには、足をどのように運んでいくのか?

 

の2点は考えておく必要があるなと感じました。

特に自分がリードのときには、先に登っている人をみれないので登る場所を自分で見つけていく必要があります。

実際登っているときに場所によってはこんなにかんたんに登れる足場があったのか!ということもあるのでそういった弱点をいかに見つけてそこに向けてどのように足を運んでいくのかが重要だなと感じました。

ロープ操作

まだロープの操作に不慣れなので、強化が必要。

ただ、今回実際2人で登って思ったことは「コミュニケーション」がとれないこと。

実際のロープワークどうこうという以前に、相手がどうしたいのか、こちらがどうしたいのかを見えない相手に伝えるのが難しいと感じました。

今まで練習した場所は見通しも効き、相手がなにをしているか分かるような場所でした。

今回の沢ではロープを繰り出す先に姿は見えず、相手がなにを求めているかを予め決めた「笛」の合図で判断するしかありません。

最初の10m滝、ここから先師匠は全く見えなくなる

沢は水の爆ぜる音が大きく笛もしっかりとは聞き取れないシーンもたびたび。

今後もこういった山行を通じて、コミュニケーションをとる練習が必要と感じました。

装備で感じたこと

ザック

普段登山で利用している60Lザックでしたが、沢で登るには中に水がたまりすぎ重くなってしまいました。
ザックの底にハトメを打つなどして、穴を開ける必要があります。

登攀装備

沢ではナチュラルプロテクション(自然の支点)が取りづらい。それでも支点があるとないでは心の持ちようが違うのでもう少しナッツ類を多くもっても良いかな?と話していました。

手袋

今回は指先がある手袋でしたが、沢で岩登りをする以上小さなとっかかりや先が切られた手袋が必要と感じました

 

沢用スパッツ

 

おそろしいヒル被害に遭いました。

閲覧注意ですので苦手な方は文章下にある写真はみないように・・・

ウェットを着るため要らないだろうと思っていましたが、ヒル避け用途で必須!!!と感じました。

ちなみに師匠は沢用スパッツ装着で被害なし!

 

 

 

 

 

 

~~~~閲覧注意~~~~~~

足元のウェットを捲くりあげると、美味しそうに食事中・・・

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