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【渓流釣り初心者】川釣りの種類を、釣れる魚の種類ごとに紹介!

つりチケ編集部

川釣りといっても多くの魚種が存在しますし、その分釣り方も多岐に渡ります。

ここでは代表的な魚種の説明と、その生息地域や釣り方についてご紹介します。

【もくじ】
渓流魚(イワナ/ヤマメ/アマゴ/ニジマス)
 1.エサ釣り
 2.ルアー釣り
 3.フライ釣り
 4.テンカラ釣り
アユ
 1.友釣り
 2.ルアー釣り
 3.引っ掛け釣り
その他
 ワカサギ
 ブラックバス/ブルーギル
まとめ
 

渓流魚(イワナ/ヤマメ/アマゴ/ニジマス)

川幅の太い本流の上流部「渓流」と呼ばれるところに生息している魚。

上記の魚種が代表的な例ですが、最上流部に生息するのが「イワナ」、下流部に生息するのが「アマゴ」と「ヤマメ」です。

イワナ

 

アマゴ

 

ヤマメ

主に「アマゴ」は西日本に生息し、「ヤマメ」とは異なり朱色の斑点を持つのが特徴。

上記の3種類は日本原産ですが、「ニジマス」は北米が原産と言われています。

ニジマス

また注意点として覚えてもらいたいことは、渓流魚が釣れる河川には禁漁期間が定められていること。

釣れる期間は大体3月頃~9月頃が多いです。

そんな渓流魚の釣り方は下記の4パターンに分けられます。



 

 
 

1.エサ釣り

その名の通り、エサを用いる釣り方。

渓流に生息にするカゲワラカゲロウの幼虫などの昆虫、イクラを用いることが多いです。

実際に魚が食べるものを用いるため釣りやすい反面、採取・保存が難しい上に、魚がエサの付いた針を飲んでしまうこともあり、リリースに向かない面もあるのが特徴。

 

 
 

2.ルアー釣り

エサの代わりに疑似餌を用いる釣り方。

ルアーは小魚や小動物を真似て作ったものが多く、ルアーを水中で泳がすことで、魚はエサと間違えて食いつきます。

一般的にはエサ釣りよりも難易度が高く、キャスティング(仕掛けを投げること)も難しいので、初心者には少し練習が必要。

 

 
 

3.フライ釣り

ルアーと同じく疑似餌を用いる釣り方。

フライ釣りで使われる疑似餌は昆虫に似せて作られたもので、ルアー釣りとは異なり水中を泳がせることはしません。

狙うのは、水面に落ちた昆虫を食べる魚。何度もキャスティングを繰り返し魚を狙っていきます。

狙った位置にフライを落とすことが難しいため、こちらもルアー釣りと同じくキャスティングの技術が必要。

 

 
 

4.テンカラ釣り

フライ釣りと似たフライを用いる釣り方。

日本伝統の釣り方で、川漁師が行っていたこともあり非常に仕掛けがシンプルなのが特徴です。

テンカラ釣りで使われる疑似餌は昆虫に似せたものですが、フライよりはよりシンプルな作りとなっています。

また、ルアー釣りやフライ釣りのような他の疑似餌を使った釣り方とは異なり、リールを使わないのもポイント。

現在そのシンプルさから注目されている釣り方であり、ブームになりつつあります。

 

アユ


アユは川と海を回遊し、1年で生涯を終える一年魚です。

秋に川で孵化した後、冬の間は海で成長し、春から初夏にかけて川を遡上します。その時期にアユ釣りが盛んになります。

全国の多くの河川で釣れ、大体の川では6月~9月頃が解禁時期となっていることが多い。

代表的な釣り方は「友釣り」と呼ばれ、アユ釣りを行なう人はほぼこの釣り方であり、アユ特有の釣り方なのもポイントです。



 

 
 

1.友釣り

アユは縄張り意識の強い魚であり、その習性を逆手に取った釣り方。

まず最初に、オトリとなるアユを入手し、そのアユを泳がせます。

すると水中のアユは縄張り意識により、そのオトリを追い払おうと、オトリのアユに体当たりを仕掛けます。

結果、近くのハリに引っ掛かかり釣ることができます。これが友釣りの原理です。

 

 
 

2.ルアー釣り

マイナーではありますが、アユもルアーで釣ることができます。

上記の友釣りで使うオトリの代わりに、使うのはルアー。

釣れる仕組みは友釣りと同じで、体当たりしてくるところを引っ掛けて釣ります。

ただし、鮎のルアー釣りは禁止されている河川もあるので、事前に確認してください。

ちなみに、つりチケに参加している滋賀県の愛知川(えちがわ)漁協さんは、リアユ(鮎のルアー)使用OKです。

 

 
 

3.引っ掛け釣り

アユのエサとなるのは、主に水中の石に生えたコケ。

引っ掛け釣りとは、そのコケを食べに集まったアユの群れの中に、ハリを複数付けた仕掛けを入れて釣る方法です。

水中のアユを確認するために水中に入ることがあり、また濁っていない場所であることも必要。

技術もそうですが状況にもよっても実施の可否が決まるため、あまりメジャーな方法ではありません。

 

 
 

その他

その他の魚種と釣り方を簡単にご紹介します。

 

 
 

ワカサギ

凍った湖の上で氷に穴をあけて釣る場面を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

その釣り方で釣っているのがワカサギ

ワカサギは、霞ヶ浦や諏訪湖などの内湾や湖に生息しています。

釣り方はサビキ釣りが多数。これは仕掛け下部のカゴにエサを入れ、複数のハリを使う釣り方です。

 

 
 

ブラックバス/ブルーギル

主にルアーで釣ることができ、その引きの強さから愛好家も多数。

ただし、特定外来生物に指定されており、飼育、運搬、売買、放流、輸入には取り扱いに規制がかかっています。

参考:環境省 日本の外来種対策

釣った河川にリリースすることが一般的なルールですが、条例によりリリースが禁止されている地域もあるので要注意。

そのような場合は、大抵設置されている回収ボックスに入れることになります。

 

 
 

まとめ

他にも釣れる魚、釣る方法はありますが、上記が主な川釣りで釣れる魚種と釣り方です。
釣りたい魚、釣れるシーズン、釣る場所を参考にしていただき、ぜひ川釣りを始めてみてください。
そして、川釣りの前に遊漁券の準備もお忘れなく。

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