どうすればいい?渓流釣りでクマに遭遇した時の正しい対処法とは?
もしあなたが実際にクマと遭遇したらどうすればいいのでしょうか?
合わないことが一番ですが、もし遭遇してしまった時のためにすべきことをここでは紹介していきます。
大前提として気をつけること
何といっても、まずはクマに会わないようにする必要があります。
それはどんなことなのでしょうか?
クマのテリトリーに入らない
よいポイントを探すあまり、知らずのうちにクマの生息地域に踏み込んでいた…。
そんなことはあってはいけません。
クマに限らず、野生動物は自分のテリトリーを侵す生物に対して敏感です。
そしてクマは自分のテリトリーを侵す生物に対し排他的なので、クマのテリトリーに入らないことが大切。
クマのテリトリー付近には「クマ注意」という警告看板があるので、必要以上に奥地に入らないようにしましょう。
ゴミを残さない
ゴミを捨てていくと、それを漁って人間の食べ物の味をクマが覚え、積極的に人間に近づいてくるようになってしまいます。
たき火で焼いた魚の骨などもその場に放置せずに、きちんとゴミとして持ち帰るようにしましょう。
クマよけの鈴などを身につける
一般的によく聞くのがクマよけの鈴。
クマは音に敏感なので鈴の音で人間を察知して、遠ざかるというもの。
しかし、前述したとおり人間の食べ物の味を求める個体もいれば、テリトリーに入ってきたものに強い敵対心をむき出しにする個体もいるので、鈴を過信しすぎない方がいいかもしれません。
クマに遭遇したらどうすればいい?
では実際にクマに遭遇したときはどうすればいいのでしょうか?
いくつか守るべきことがあるので、ご紹介します。
慌てて逃げない
一番やってはいけないのが、慌てて逃げ出ずこと!
クマは逃げるものを追う習性がある上、クマの走るスピードは時速60㎞に達するといわれています。
ちなみに100メートルを10秒で走る人間が時速36㎞なので、逃げ切ることは到底無理。
逃げ出すことは絶対にやめましょう。
とにかく冷静になる
クマと遭遇したら、とにかく冷静になって相手の様子を見ましょう。
クマの全部が全部危険な生物というわけではありませんし、クマにしてみれば人間が怖いという感覚があるともいわれています。
襲ってくる気配が無ければ、背中を向けずにゆっくりと後退してクマのテリトリーから出ていきましょう。
襲われたときは?
とは言っても、突然襲ってくるクマもいます。
その時は然るべき対応を取らなければいけません。
死んだふりをするのがいいというのは昔の迷信。
がぶりと首筋をやられてしまえばそれまでです。
そういうときは「カアッ」「コラッ」などの大声を発し、威嚇しましょう。相手も怯えて逃げ出すかもしれません。
ナタなどの武器を持って戦うことはおすすめしません。
クマは全身分厚い脂肪におおわれているため、致命傷を与えることは難しく、傷つけられて逆上するケースもあるといいます。
そういったときに有効とされるのが撃退スプレー。
唐辛子の強い刺激物を放つスプレーで、臭覚の強いクマを怯ませることができます。護身用に持っておくといいかもしれません。
人間がクマを恐れるように、クマも人間を恐れています。
いたずらにクマのテリトリーに踏み入ったりするのはやめておきましょう。
あなたも家に知らない人間が入ってきたら怖いですよね。
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