早朝釣りに対応する《テンカラの~とvol3》

こんにちは!
テンカラの~と 田中です。
GWも終わり、いよいよ素晴らしいシーズンに突入してきましたね。そんな良い時期ですが、今日は少し悩ましい投稿です。
今日の河川名は出せません! 前々回の蒲田川や前回の野原川などは、既に釣れることで有名だったり、適宜放流していたりと、河川名を出そうがポイントを少々書こうが気にすることはありませんでした。
ただ、全ての河川でこれをやってしまうと、たくさんの釣り人が集中してしまい、中にはマナーの悪い方がいて、一度に何10匹も持ち帰り、そのエリアに渓流魚がいなくなるということになりかねません。
一方で、たくさんの人にテンカラを始めとした渓流釣りを楽しんで頂きたいとも思います。このためには、初心者でも釣れるところが情報として出回っている必要があります。
この2つが相反します・・・
- 「河川名やポイントを公開すると、マナーの悪い人に釣りきられる」
- 「初心者を始めとして、たくさんの人に楽しんでもらうためにも、良いポイントは公開したい」
実際に書きたい川やポイントはかなりあります。他の方も同じだと思います。しかし、それが出来ない。
ひっじょーに悩ましいですが、日本の渓流釣り環境の現状だと思います。
だって、休日の川に行くと、これだけたくさんの人が楽しんでいるのに、ブログなどであがってくる渓流釣りの情報は古い記事が少しだけっておかしいですよね?
この現状を打破するには、例えば以下のようなことをする必要があります。
- 漁協側でC&R区間を設定したり、ゾーニング管理をきちんとする
- 釣り人側のマナー向上
渓流魚は資源に限りがあるので、釣り人個人が節度を持ち、残すためのルール作りをしていく必要があります。
いつ行っても、せめて数匹の渓流魚は遊んでくれるというレベルの川が全国にあればいいのに、と強く思います。
余談が長くなりましたが、本日のテンカラ課題です!
本日のテンカラ課題:5月の早朝釣りに対応する
某河川で、GWの最終日に5:30-6:30の1時間ちょいだけテンカラに行ってみました。
制約があると面白いですね!
(家族の都合を前向きにとらえているだけとも言えますが・・・)
某河川は山岳渓流っぽいんで、5月の早朝だと以下の状況が推測されます。
- 水温が低い
- 虫はまず飛んでおらず、水面付近に注意を払う魚はいない
要は活性が低いんですね。
なので、以下の釣り方をします。
- なるべく水温が上昇しやすい、日当たりのよい場所を中心に釣る
- 沈めて、良いと思ったポイントは繰り返し流す
現地に着くと、予想通り気温は8度。水温も8度です。
夜は明けているものの、太陽がなかなかさしてこず、水温の上昇もまだまだです。それでも少しでも日当たりの良い場所で、深さもそれほどでないとこを中心に沈めて釣ります。
例えばこんなとこ。
5月でも早朝でドライフライに反応することはないんで、最初からタングステンヘッド毛鉤です。
「繰り返し流す」について、最近よくやるのは流す数を数えることです。
ポイントを見て、釣れそうれベルを判定し
- 10回流すポイント
- 20回流すポイント
- 30回流すポイント
とかを決めて、その数を数えながら、少しずつ深さやラインを変えたりして流す。
数を数えていると「あと〇回で出さなきゃ、ここは終わりだぞ」と思えて、何もなしで繰り返し流し続けるより集中力を維持し続けやすいし、楽しいです。
そんなこんなで、可愛いブラウンやアマゴ等が出てきてくれました。今日の魚は全て同じポイントを10回以上流した後にHitです。
短い時間でしたが、釣りをする前に状況を予測し、それに対応するように釣り方を変えることで楽しめました。
ちなみに、ブラウンはこの川にいてはいけないので、ブラウンだけはリリースせずに持ち帰ってコンフィにして頂きました。
人間の都合で勝手に放流されて、その後は勝手に悪者にされちゃっているんで、せめてただ処分するだけでなく美味しく頂きたいと思ったのです(´⌒`。)