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【栃木県・大蛇尾川】河川紹介から川釣りポイントまで一挙紹介!

つりチケ編集部
今回は、栃木県にある那珂川水系、箒川支流大蛇尾川(ほうきがわ しりゅう おおさびがわ)をご紹介。河川の特徴から、入渓ポイントや川釣りにおける注意点まで説明していきます。ぜひご覧ください。



抜群の透明度を誇る大蛇尾川

河川紹介

栃木県那須塩原市と大田原市を流れる蛇尾川の上流部、二股に分かれる支流の内、右側から合流する「大蛇尾川」です。

(左側は蛇尾川ダムに通じる「小蛇尾川」)

タイトルの通り、とても透明度の高い水が流れることが特徴の美しい渓流。

上流でもかなり川幅が広く、とても見晴らしがよい渓ということもあり、フライフィッシングにも人気の川です。

入渓ポイント

那須塩原横断道路を折れて

那須塩原横断道路(県道30号線)からゴミステーションの方向(蟇沼地域)に折れて、突き当りが車止めです。

車から降りて1分もかからず澄んだ透明な川に入れるため、夏場は県外からキャンプに来る方も多数。

上流に向かうためには、入渓してすぐに川を渡り、堰堤を越えて行かなければなりませんが、第一堰堤は比較的低くすぐに越える事が出来ます。

堰堤を越えて少し歩くと、ダムに通ずる小蛇尾川と大蛇尾川に分かれるので、”右側”の大蛇尾川を遡上していきます。



遡上の注意点

大きな堰堤越え

小さな第一堰堤と違い、その先にいくつかある堰堤はかなり巨大ながら迂回ポイントがなく、堰堤の右端の段差(1段につき1mほどの高さ)を越えて進むことになります。

沢登りに不安のある場合は、一人での釣行はせず経験者と歩くことが大切。

大蛇尾川林道を通って一気に大蛇尾川上流方面に向かうルートもありますが、普通車では走行が困難な悪路です。また、車止めから渓に降りるためにはザイルが必須。

危険なので、装備の無い方・ザイルの扱いに慣れていない方は、こちらのルートは避けて下さい。

熊注意

またさらに、この付近は比較的「クマの目撃情報が多い」地域です。

念のため、携帯ラジオやクマ避け鈴の準備も忘れずに。

渓相

川幅が広く釣りやすい

川幅は比較的広く、川底に玉石が多いためプールや流れ込み以外にも魚が潜むポイントが多いのも大蛇尾川の特徴。

水深の深いポイントもあるので、フライや小型ルアーなどでも釣果を上げることが出来るのではないでしょうか。

この大蛇尾川の上流には、大正時代に放流されたニジマスが自然繁殖をしているようで、時々ニジマスが釣れたとの情報も。

(イワナ・ヤマメについては、現在は隔年で放流されているようです。)

また今はかなり少なくなったようですが、50cm近いイワナが釣れたなどの話も過去に多く聞かれた渓流です。

ぜひ、自分のスタイルの釣りで大物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


《箒川支流大蛇尾川》
営業期間:平成30年度の解禁日は、現時点では未定です。(正式な情報は公式漁協HPを参考にしてください。)
URL:「那珂川北部漁業協同組合」公式HP


画像引用元:http://www.nakagawa-hokubu.or.jp/